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「審判はルールを破った!」ボクシング世界戦“ダウン疑惑”で米名伯楽が指摘「見過ごした」

1日(日本時間2日)に行われたWBA世界ライト級タイトルマッチは、王者ガーボンタ・デービスが挑戦者でWBA世界スーパーフェザー級王者のラモント・ローチ(ともに米国)にドローで王座防衛。試合中に物議を醸したデービスの行動に、米名伯楽は「審判はルールを破った!」と指摘している。

ラモント・ローチにドローで王座を防衛したガーボンタ・デービス(右)【写真:Getty Images】
ラモント・ローチにドローで王座を防衛したガーボンタ・デービス(右)【写真:Getty Images】

WBA世界ライト級タイトルマッチ

 1日(日本時間2日)に行われたWBA世界ライト級タイトルマッチは、王者ガーボンタ・デービスが挑戦者でWBA世界スーパーフェザー級王者のラモント・ローチ(ともに米国)にドローで王座防衛。試合中に物議を醸したデービスの行動に、米名伯楽は「審判はルールを破った!」と指摘している。

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 9回。デービスはジャブを浴びると突如膝をつくような仕草を見せてコーナーに戻った。セコンドにタオルで顔を拭かれ、観客は騒然となったがダウンはなくそのまま試合続行。判定の結果ドローで防衛となった。

 米ボクシングポッドキャスト番組「ザ・ファイト・ウィズ・テディ・アトラス」公式YouTubeチャンネルは3日、この試合を振り返る動画を公開。ホストのテディ・アトラス氏は「もっと教育の行き届いたレフェリーが必要だ」とし、このように持論を展開した。

「ローチがタンクの立場だったら審判が見過ごしたかどうか分からないぞ」「パンチが効いたわけじゃないことは分かっている。でも、ジャブが当たった2秒後ほど後に膝をついた。悪いけどこれはダウンだよ」

 マイク・タイソンをはじめ、数々の世界王者を指導してきた名トレーナーのアトラス氏。「デービスをこき下ろしているわけじゃない。私は、たまにデービスを擁護しすぎだと言われるほどだからね。彼は完成された見事なボクサーだよ」と強調しつつ、「あの場面で彼は間違っていた。だけど彼の責任ではない。競技を統括する組織の問題だ」と声を荒げた。

 試合後には、2階級で4団体王座統一を果たしている世界4階級制覇王者テレンス・クロフォード(米国)も自身のXで「膝をついた奴をノックダウンとみなさないのを今までに見たことがない」と苦言を呈していたこの場面。アトラス氏も「こんなことは起き続けるべきじゃない! レフェリーはルールを破ったんだ!」と呆れた様子だった。

(THE ANSWER編集部)


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