全仏V10王手のナダル、セミファイナル圧勝の中で見せた気遣い
男子テニスの世界ランク4位のラファエル・ナダル(スペイン)が全仏オープン準決勝で同7位のドミニク・ティエム(オーストリア)に6-3、6-4、6-0と圧巻のストレート勝ちを収めた。決勝では、準決勝で同1位のアンディ・マレー(英国)を破った同3位のスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦する。史上最多10度目の全仏制覇を目指すナダルは自身のプレーに手応えを示す一方、敗れたティエムを思いやる言葉を残している。大会公式サイトが伝えている。
ナダルが準決勝ストレート勝ち、決勝ではワウリンカと激突
男子テニスの世界ランク4位のラファエル・ナダル(スペイン)が全仏オープン準決勝で同7位のドミニク・ティエム(オーストリア)に6-3、6-4、6-0と圧巻のストレート勝ちを収めた。決勝では、準決勝で同1位のアンディ・マレー(英国)を破った同3位のスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦する。史上最多10度目の全仏制覇を目指すナダルは自身のプレーに手応えを示す一方、敗れたティエムを思いやる言葉を残している。大会公式サイトが伝えている。
ワウリンカとマレーの準決勝は4時間半にも及ぶフルセットの死闘となった。一方、ナダルは前哨戦のBNLイタリア国際準々決勝で今季唯一クレーコートで敗れていたティエムを2時間7分で撃破し、決勝進出を決めた。
ナダルは大会公式サイトのレポートの中で「いつもより少しナーバスな立ち上がりだった。でも、そこからいいプレーができたと思う」と試合内容に手応えを示す一方、「ドミニクがいつも以上にミスが多かったかもしれない。コート上の風が強かった。そして、彼はこの試合までにセンターコートでプレーしていなかった。それがもしかすると不利に働いたのかもしれない」と敗者を思いやっている。