米有望株ロペスは衝撃的なTKO勝利を収めるも…

　米ボクシング界のトッププロスペクト（有望株）の衝撃のTKO勝利が波紋を呼んでいる。一方的な内容で相手を倒した直後に、ダンスを踊り、バク宙を繰り出し喜びを爆発させたが、これが相手への敬意を欠くと批判も集めている。さらにはあまりに一方的な内容だったため、レフェリーストップまでの時間が遅かったとの声も……。米大手プロモーション「トップランク」公式ツイッターが衝撃のKOシーンを公開している。

　まさにワンサイドだった。ライト級の有望株テオフィモ・ロペス（米国）は2日（日本時間3日）に32歳のベテラン、ディエゴ・マグダレノ（米国）と対戦。世界挑戦経験もある難敵だったが、“テイクオーバー”（奪取）の異名を持つ、21歳の新鋭は相手に何もさせなかった。

　決着は7ラウンド。ダメージが明らかなマグダレノも最後の反撃を繰り出すが、ロペスは冷静に見極め、左フックを連発。クリーンヒットさせると、マグダレノは事切れるように大の字にキャンバスに沈んだ。

　まさに衝撃的なダウンシーン。レフェリーはカウントを数えるも、すぐにストップ。これでデビューからの連勝を12（10KO）に伸ばしたロペスは、深刻なダメージを抱える相手をよそにダンスを踊り始め、喜びを表現。さらに空中でくるりと1回転し、相手を煽るような振る舞いを見せたのだ。

　一部始終をトップランクの公式ツイッターが「テオフィモ・ロペスが今までで最も手ごわい挑戦者をノックアウト！　フリスコで“テイクオーバー”継続中」と題して動画を公開。するとファンからは様々な声が上がっている。