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フィギュア大会出場・寺本明日香さん「メルカリで靴を買っていた」「子鹿状態から始めた」【一問一答】

愛知県フィギュアスケート選手権大会が21日、日本ガイシアイスアリーナで行われた。体操女子で五輪2大会に出場した寺本明日香さんが、ブロンズ女子クラス1に出場した。得点は17.41点。出場2人中1位だった。28歳以上の「アダルト」カテゴリーの中で、ブロンズは2級以下の選手が出場。「久々に試合前の緊張感を味わえた。体操よりあっという間でした」と笑顔で振り返った。

愛知県フィギュアスケート選手権大会に出場した寺本明日香さん【写真:中戸川知世】
愛知県フィギュアスケート選手権大会に出場した寺本明日香さん【写真:中戸川知世】

愛知県フィギュアスケート選手権大会

 愛知県フィギュアスケート選手権大会が21日、日本ガイシアイスアリーナで行われた。体操女子で五輪2大会に出場した寺本明日香さんが、ブロンズ女子クラス1に出場した。得点は17.41点。出場2人中1位だった。28歳以上の「アダルト」カテゴリーの中で、ブロンズは2級以下の選手が出場。「久々に試合前の緊張感を味わえた。体操よりあっという間でした」と笑顔で振り返った。

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 寺本さんは煌びやかな装飾がついたブラックの衣装でリンクに立った。冒頭のシングルジャンプから華麗に舞い、Y字バランス、スパイラルも披露。最後のスピンで少しバランスを崩したものの演技を完遂した。

 29歳の寺本さんは体操で12年ロンドン五輪、16年リオ五輪に出場。22年4月に引退し、至学館大の体操女子監督に就任した。フィギュアスケートの全日本選手権を現地観戦するなどスケート好きとしても知られており、貸靴でスケートリンクに通い始めたのが一昨年の夏~秋頃。マイシューズでジャンプやスピンの練習を始めて約1年になるという。

 競技者に転向する目的ではなく、あくまで「趣味の延長線上」としてのエントリーだった。演技後は大会出場に込めた思いや、世界女王・坂本花織から借りた衣装のエピソードなどを語った。以下、主な一問一答。

――演技を終えての率直な心境は。

「体操の現役の頃のように、試合前の緊張感が久しぶりに味わえました。やってみて、体操とアップの仕方とか、演技の作り方とか、緊張したときにどうするかっていうところは大体体操と一緒で、すごく趣深かった。やっぱり陸と氷の違いがあるので、舞台的な違いはあるんですけど、スケート選手がこういうふうに演技を作っているんだなっていうのは感じられてすごく良かったです」

――演技前は笑顔が多かった。

「緊張してました。Xで大会に出場しますって呟いたら、思った以上の反響をいただいて、たくさんの報道の方が興味を持ってくださって、すごくびっくりしました。『私、1回転しか跳べないんですけど……大丈夫ですかね?』って感じで(笑)。大人スケートというところで、ブロンズはシングルのジャンプだったり、スピンが最大2つまでっていうルールでも、たくさんの人に興味を持ってもらえて嬉しいなという気持ちがあります」

――リンクの上で滑っている時はどんな時間だったか。

「体操よりあっという間でした。体操より(時間は)若干長いんですけど、ちょっと気持ちは違うし、Xでも投稿したんですけど(体操は)最後の方はいつしか『何でやってるのかな』っていう感覚でずっと過ごしていた。体操も始めた頃は楽しくて、いろんな技がやりたくて、こういう技を発表したいって気持ちがあって始めたのに、いつしか『怖い』っていう気持ちだったりとか、やらないといけないとか強制的な気持ちが多かった。スケートを趣味で始めて、今すっごい楽しくて。リンクに行ける回数は選手並みには全然なくて、週に1回とか、行けない日もあるんですけど、いろんな技ができるようになるっていう楽しさが体操に似ているなと思いました。体操も本当はそういう気持ちだったんだなって、改めて思い出させてくれた競技です」

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