マレー、まさかの「僕は蚊帳の外」発言 4強面々に自嘲「彼らは凄まじく好調だ」
ティエム、ワウリンカ、ナダル…準々まで1セットも失わず「全員、凄まじく好調」
ティエム、ワウリンカ、そして、前人未踏の10度目の全仏優勝を狙う「クレーの帝王」ナダルは今大会準々決勝まで1セットも失っていない。
「彼らは全員、凄まじく好調だ。ラファは素晴らしいクレーコートのシーズンを過ごしている。ティエムもそう。スタンは今大会、素晴らしいプレーをしている。ジュネーブで優勝したことが間違いなく自信となっている」
マレーはこう語ったという。
ナダルは今季、マドリード・オープン、バルセロナ・オープンと赤土を舞台にして、ともに10度目の優勝。そして、全仏前哨戦のBNLイタリア国際決勝で無敵のナダルを破ったのはティエムだった。ワウリンカは錦織が緊急参戦したジュネーブ・オープンで優勝し、万全の状態でローラン・ギャロスに乗り込んでいる。それに引き換え、マレーはまだまだ本調子ではないという。
「準決勝に進出したそういった面々の中で、僕は蚊帳の外だよ。でも、なんとか食らいついていきたいね」
自嘲気味に語ったというマレー。そうは言っても、悲願の全仏優勝に燃えないはずはない。錦織戦も苦しみながら、終盤は圧倒した。好調のライバルをなぎ倒し、頂点まで、あと2勝だ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer