“問題児”ネリ、WBC王者を標的に…拓真との対戦視野 陣営「バンタムまで落とせる」
ボクシングの元WBCバンタム級世界王者ルイス・ネリ(メキシコ)がWBC同級王座返り咲きに意欲を示し、暫定王者・井上拓真(大橋)と正規王者ノルディン・ウーバーリ(フランス)との統一戦の勝者に挑むプランを持っていることが明らかになった。米メディアが報じている。
米メディアがネリ陣営のプロモーターのコメントを紹介
ボクシングの元WBCバンタム級世界王者ルイス・ネリ(メキシコ)がWBC同級王座返り咲きに意欲を示し、暫定王者・井上拓真(大橋)と正規王者ノルディン・ウーバーリ(フランス)との統一戦の勝者に挑むプランを持っていることが明らかになった。米メディアが報じている。
井上拓真VSネリ――。注目のカードが実現する可能性が浮上した。米専門メディア「ボクシングシーン.com」によると、ネリは米ボクシング興行「プレミア・ボクシング・チャンピオンズ」(PBC)と新たに契約を交わし、PBCを舞台としてWBC王者に挑戦するプランを描いているという。
同メディアではプロモーターを務めるサンフェル・プロモーションズのフェルナンド・ベルトラン氏が、米スポーツ専門局「ESPN」のスペイン語サイトに語ったコメントを伝えている。
「ネリはバンタム級まで体重を落とせることを見せてきた。(3月16日の)テキサスでの戦いも同じ階級で行う。つまり、彼はフランス人のナルディーヌ・ウーバーリと日本人のタクマ・イノウエの勝者とも戦えるのだ」
記事ではこう伝え、3月16日の復帰3戦目はバンタム級でリングに上がるという。ネリは昨年3月の山中慎介とのタイトルマッチの際に、計量で大幅に体重オーバー。試合には勝利したが、王座は剥奪されていた。半年間の資格停止処分を受けたが、昨年10月に復帰。以降はスーパーバンタム級で2試合を戦い、連勝している。
拓真がウーバーリとの王座統一戦で勝利すれば、その先に待っているのは“問題児”ネリかもしれない。
(THE ANSWER編集部)