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“世界の東京”で一大プロジェクト 7競技協力で社会貢献、発起人の北島康介氏「大きな力に」

東京のスポーツチーム、団体が競技の垣根を越えて連携する「TOKYO UNITE」に、男子ハンドボールのジークスター東京が加わった。競泳五輪金メダリストで同プロジェクト発起人の北島康介氏が7日、リーグHのアースフレンズBM東京・神奈川戦が行われた東京・墨田区総合体育館に来場。ハーフタイムに両者の調印式が行われた。

「TOKYO UNITE」調印式のため、墨田区総合体育館に来場した北島康介氏【写真:編集部】
「TOKYO UNITE」調印式のため、墨田区総合体育館に来場した北島康介氏【写真:編集部】

「TOKYO UNITE」にハンドボール・ジークスター東京が参加

 東京のスポーツチーム、団体が競技の垣根を越えて連携する「TOKYO UNITE」に、男子ハンドボールのジークスター東京が加わった。競泳五輪金メダリストで同プロジェクト発起人の北島康介氏が7日、リーグHのアースフレンズBM東京・神奈川戦が行われた東京・墨田区総合体育館に来場。ハーフタイムに両者の調印式が行われた。

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「TOKYO UNITE」は東京にホームを置く7競技、14のプロチーム、団体で22年7月に発足。スポーツの新たな価値を創造するために、各チームが協力し合いながら子ども向けの体験教室やシューズを贈る企画など社会貢献活動をしてきた。これまでも活動に協力してきたジークスターが、正式に15チーム目のメンバーになった。

 北島氏は「ハンドボールは五輪で認知度も上がったし、ジークスターは可能性を秘めたチーム。協力して、いろいろと発信していけたらいい」と話した。アジア初のプロ競泳チーム「Tokyo Frog Kings」のGMを務める同氏は始球式を行い、試合も生観戦。「スピード感があるし、楽しめる競技」とハンドボールの魅力も口にした。

 競技を横断する組織は珍しくない。2000年に設立された「トップス広島」は野球のカープやサッカーのサンフレッチェ、バスケットボールのドラゴンフライズなど11団体が所属し、相互活動で「スポーツ都市」広島を支えている。近年は各地で同様の組織が誕生している。

 中でも「TOKYO UNITE」は世界的にも知られる東京の取り組みだけに注目もされる。野球をはじめサッカー、バスケットボール、ラグビー、卓球、競泳にハンドボール。北島氏は「集まれば大きな力になる」と説明。「我々は夢を与える仕事をしている。いろいろと発信することで、組織としても成長するかと思う」と話した。

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荻島 弘一

1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

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