大坂なおみ、泣き顔一転の“甦った第3セット”に殿堂女王が感銘「私には言葉もない」
テニスの4大大会・全豪オープンは26日、女子シングルス決勝で世界ランク4位・大坂なおみ(日清食品)が同6位ペトラ・クビトバ(チェコ)を7-6(7-2)、5-7、6-4で破り、日本人初優勝。全米オープンに続く連覇を達成し、男女を通じてアジア人で初となる世界ランク1位になることが確定した。元世界ランク1位で国際テニス殿堂入りを果たしているベルギーの名手、キム・クライシュテルス氏は「私には言葉もない」「偉大なチャンピオンであると証明した」と絶賛している。
一時泣き顔も第3セット圧巻、クライシュテルス氏「偉大なチャンピオンと証明」
テニスの4大大会・全豪オープンは26日、女子シングルス決勝で世界ランク4位・大坂なおみ(日清食品)が同6位ペトラ・クビトバ(チェコ)を7-6(7-2)、5-7、6-4で破り、日本人初優勝。全米オープンに続く連覇を達成し、男女を通じてアジア人で初となる世界ランク1位になることが確定した。元世界ランク1位で国際テニス殿堂入りを果たしているベルギーの名手、キム・クライシュテルス氏は「私には言葉もない」「偉大なチャンピオンであると証明した」と絶賛している。
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逆転負けすら予感させた。第2セットに3度のチャンピオンシップポイントを握りながら決めきることができず、一気に5-7と逆転されて窮地に陥った大坂。きわどいショットがことごとく外れ、泣き出しそうな表情で第2セットを終えた。
完全に勢いはクビトバ。流れの悪さは明白だったが、第3セットになると何事もなかったかのように冷静にプレーする21歳の姿があった。落ち着き払ったメンタルの強さに、女子テニス界のレジェンドは驚きを隠し切れない様子だった。
グランドスラム4度優勝で、17年に国際テニス殿堂入りを果たしたクライシュテルス氏は英公共ラジオ局「BBCラジオ5」でこの試合の解説者として登場し、電子版でコメントが紹介されている。コート上での見事な修正力に感銘を受けた様子だった。