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井上尚弥に完敗キム、1日で“+11kg”の大幅増量していた 米データ会社が指摘、尚弥も過去最重量

ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が24日、東京・有明アリーナでWBO11位キム・イェジュン(韓国)と4団体防衛戦に臨み、4回2分25秒KO勝ちした。米データ会社は、キムの試合当日の大幅増量に注目。それでも豪快KOした井上のパワーを称賛した。

キム・イェジュン【写真:中戸川知世】
キム・イェジュン【写真:中戸川知世】

井上尚弥が4団体防衛に成功

 ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が24日、東京・有明アリーナでWBO11位キム・イェジュン(韓国)と4団体防衛戦に臨み、4回2分25秒KO勝ちした。米データ会社は、キムの試合当日の大幅増量に注目。それでも豪快KOした井上のパワーを称賛した。

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 初回はサウスポーの相手に慎重な立ち上がりだったが、2回は狙いすました右ショート、3回はガードの上から右ストレートを炸裂。右ボディーも入れ、鈍い音を立てるたびに客席からどよめきが起きた。決着は4回、左フックを効かせてから滅多打ち。最後はワンツーでぶっ倒し、10カウントとなった。

 米ボクシングデータ会社「コンピュボックス」は公式Xで試合のパンチ着弾数の詳細を公開。井上は213発を放ち40発を着弾。対するキムは127発中18発を着弾させた。さらに、前日計量で55.2キロだったキムが、当日ウェルター級(66.68キロ以下)相当の体重でリングに上がったことを指摘した。昨年9月のTJ・ドヘニー(アイルランド)も当日に11キロの大幅増量していたこともあり、「イノウエは階級を上げてもパワーが落ちないことを再び示した」と指摘していた。

 なお、井上はキム戦に過去最重量の62.9キロでリングインしており、25日の一夜明け会見で「(昨年9月の)ドヘニー戦は無理して戻したけど、今回はナチュラル。当日の体重なら十分フェザー級で戦える。スピードが落ちたらダメですけど、昨日の試合の通り、全然スピードは落ちていない。それを昨日の試合で確認できた」と手応えを明かした。

(THE ANSWER編集部)

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