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錦織が沸かした“14時間39分の熱闘” 大会公式も惜別「来年も君に会えることを願う」

テニスの4大大会・全豪オープンは23日、男子シングルス準々決勝で世界ランク9位の錦織圭(日清食品)は1-6、1-4の時点で負傷により途中棄権。第1セット終了後にはメディカルタイムアウトを取り、右太ももをテーピングでぐるぐる巻きにする悲壮な姿が見られたが、大会公式は5試合で計14時間39分を戦った29歳に対して「我々は来年も君に会えることを願っている」と労っている。

錦織圭、ノバク・ジョコビッチ【写真:Getty Images】
錦織圭、ノバク・ジョコビッチ【写真:Getty Images】

5試合計14時間超えを戦った錦織を労う「またね、ケイ・ニシコリ」

 テニスの4大大会・全豪オープンは23日、男子シングルス準々決勝で世界ランク9位の錦織圭(日清食品)は1-6、1-4の時点で負傷により途中棄権。第1セット終了後にはメディカルタイムアウトを取り、右太ももをテーピングでぐるぐる巻きにする悲壮な姿が見られたが、大会公式は5試合で計14時間39分を戦った29歳に対して「我々は来年も君に会えることを願っている」と労っている。

 限界だった。錦織は第2セット、1-4とリードを許した時点で棄権を宣言。ジョコビッチと握手を交わした。セットが始まる前にはメディカルタイムアウトを取り、右太ももをテーピングでぐるぐる巻きにして、なおコートに立った。実際のシーンを大会公式ツイッターも動画付きで公開し、「同情に値する」と海外ファンから声が上がったほど悲壮感が漂っていた。

 4試合中3試合をフルセットで勝ち上がり、5時間を超える試合も。それでも、再三のピンチも不屈の闘志ではい上がり、2セットダウンとなった試合も最終セット10点タイブレークで突破。メルボルンのファンを何度となく沸かせ、この日のコートに立っていた。大会公式ツイッターも「またね、ケイ・ニシコリ。我々は来年も君に会えることを願っている」と惜別した。

 5試合で戦った時間は14時間39分。悲願のグランドスラム制覇にこそ届かなかったが、確かな印象を残し、真夏のメルボルンを去った。

(THE ANSWER編集部)

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