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呪縛解いた錦織、“10度目の正直V”に海外メディア絶賛「衝撃的な連敗記録止める」

テニスのブリスベン国際は6日、男子シングルス決勝で世界ランク9位の錦織圭(日清食品)が同16位のダニル・メドベージェフ(ロシア)を6-4、3-6、6-2のフルセットで下し、およそ3年ぶりのツアーVを達成した。16年2月のメンフィスオープンで優勝して以来、決勝で9連敗と、ことごとく苦杯を舐め続けてきたエースに対し、海外メディアは「衝撃的な連敗記録を止める」と特集している。

錦織圭【写真:Getty Images】
錦織圭【写真:Getty Images】

復活の3年ぶりツアーVに賛辞「タイトル日照りに終止符」

 テニスのブリスベン国際は6日、男子シングルス決勝で世界ランク9位の錦織圭(日清食品)が同16位のダニル・メドベージェフ(ロシア)を6-4、3-6、6-2のフルセットで下し、およそ3年ぶりのツアーVを達成した。16年2月のメンフィスオープンで優勝して以来、決勝で9連敗と、ことごとく苦杯を舐め続けてきたエースに対し、海外メディアは「衝撃的な連敗記録を止める」と特集している。

 ついに、この瞬間がやってきた。錦織にとって、実に1056日ぶりのツアー優勝。コート上で点を仰ぎ、喜びを抑え切れない表情で何度も左手でガッツポーズを炸裂させた。

 日本ハム杉谷拳士内野手も観戦する中、実に9連敗を喫していた決勝の呪縛から解き放たれた29歳。決戦の地となった地元豪州メディアも日本のエースの苦難の日々を振り返っている。

「ケイ・ニシコリがブリスベンでタイトルを掴み、衝撃的な敗退記録を止める」と特集したのは地元紙「シドニー・モーニング・ヘラルド」だった。

 パット・ラフター・アリーナで掴み取った久々の栄光にたどり着いた錦織。頂上決戦のプレーぶりは「今週ずっと生み出してきた盤石なテニスの延長」と評価されている。

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