錦織、1056日ぶり優勝! 決勝連敗は9でストップ、完全復活のツアー通算12勝目
テニスのブリスベン国際は6日、男子シングルスの決勝を行い、第2シードで世界ランク9位の錦織圭(日清食品)が、第4シードで同16位のダニル・メドベージェフ(ロシア)と対戦。6-4、3-6、6-2で勝利し、2016年2月のメンフィスオープン以来、1056日ぶりの優勝。決勝の連敗を9で止め、ツアー通算12勝目を挙げた。
フルセットの死闘の末、メドベージェフ撃破
テニスのブリスベン国際は6日、男子シングルスの決勝を行い、第2シードで世界ランク9位の錦織圭(日清食品)が、第4シードで同16位のダニル・メドベージェフ(ロシア)と対戦。6-4、3-6、6-2で勝利し、2016年2月のメンフィスオープン以来、1056日ぶりの優勝。決勝の連敗を9で止め、ツアー通算12勝目を挙げた。
過去の対戦成績は1勝1敗。前回は昨年10月の楽天オープンの決勝で対戦し、敗れていた相手だ。第1セットは第2ゲームに先にブレークを許すも、第5ゲームでブレークバックに成功。第7ゲームでもブレークし、このセットは6-4で先取した。
第2セットも一進一退の展開だったが、先にブレークを許し3-6で落とした。第3セットは先にブレークに成功し6-2。フルセットの死闘の末に頂点に立った。
錦織は前回の優勝後、決勝で9連敗中だった。どうしてもあと一歩が届かなかったが、2019年の初戦で勝負弱さを見事に払拭。悲願のグランドスラム制覇へ、最高のスタートを切った。
完全復活だ。2017年の途中に右手首を痛め、2018年の復帰戦はチャレンジャーツアーの1回戦で世界238位の選手に敗れた。最高で4位だった世界ランクは、4月には39位まで落ち込んだ。それでも徐々に調子をあげて全米オープンで4強進出するなど、再びトップ10返り咲き。あとは優勝のタイトルだけだった。
(THE ANSWER編集部)