トゥクタミシェワ、世界選手権へ後押し!? コーチ明言「準備するよう依頼受けた」
タラソワ氏はメドベージェワも候補入りさせるべきと主張
一方で、同メディアの別の記事ではロシアの重鎮、タラソワ氏が五輪銀メダリストのメドベージェワを候補に残しておくべきと主張している。
「ロシアフィギュアスケートの功労コーチ、タチアナ・タラソワ氏がエフゲニア・メドベージェワに今シーズンの世界選手権に出場できるチャンスを残すべきだったと語った」と伝え、メドベージェワが欧州選手権の補欠の2番手で、トゥクタミシェワが1番手であることにも言及している。
そしてタラソワ氏は「いつも代表メンバーの3番目の枠がコーチ会議の合意によって決まります。私はそれに出席しませんでしたが、結果は知っています。(トゥクタミシェワのコーチ)アレクセイ・ミーシン氏が『連盟が自分にトゥクタミシェワを世界選手権に向けて準備するのを任せた』と言ったのを読みました。そして彼はそれに反対しなかった。私は、誰も(メドベージェワのコーチ)ブライアン・オーサー氏と話をしなかったのをおかしく思います。彼にもメドベージェワを世界選手権に向けて準備するよう言うことができたのに」とコメントしたという。
補欠の1、2番手でありながら、一方のコーチには声をかけ、片方にはそういった対応を行わなかったことについて、疑問を呈しているようだ。
それもメドベージェワの復活を信じるからこそ。記事では「私の見解ではメドベージェワは今、良くなり始めている。その上昇している時にチャンスを潰すのは正しくないと思われる。常に希望を残しておく必要があると思われます」とも付け加えている。
欧州選手権に出場する選手の結果次第ではトゥクタミシェワが埼玉行きの切符をつかむ可能性は十分。そして状況によってはメドベージェワも……。結論が出るのはしばらく先だが、ロシア国内では議論が紛糾しそうだ。
(THE ANSWER編集部)