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ザギトワ、“悪夢の4分間”も重鎮タラソワ氏は擁護「生身の人間で、機械ではない」

フィギュアスケートのロシア選手権(サランスク)は22日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の平昌五輪女王アリーナ・ザギトワは2度の転倒が響いて131.41点と得点は伸びず、合計212.03点でまさかの5位に終わった。優勝した14歳アンナ・シェルバコワら、年下のジュニア勢に表彰台独占を許した女王に対し、現地の中継で解説を務めたロシアの重鎮タチアナ・タラソワ氏は「私は彼女を全くとがめない。彼女はもう力を振り絞れなかった」と慮っている。

ロシア選手権5位でまさかの5位に沈んだザギトワ【写真:Getty Images】
ロシア選手権5位でまさかの5位に沈んだザギトワ【写真:Getty Images】

まさかの陥落もロシア重鎮は愛ある言葉「私は彼女を全くとがめないわ」

 フィギュアスケートのロシア選手権(サランスク)は22日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の平昌五輪女王アリーナ・ザギトワは2度の転倒が響いて131.41点と得点は伸びず、合計212.03点でまさかの5位に終わった。優勝した14歳アンナ・シェルバコワら、年下のジュニア勢に表彰台独占を許した女王に対し、現地の中継で解説を務めたロシアの重鎮タチアナ・タラソワ氏は「私は彼女を全くとがめない。彼女はもう力を振り絞れなかった」と慮っている。


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 まさかのシーンだった。2度の転倒など精彩を欠き、演じ切ると視線を落としたザギトワ。ロシア国営放送で解説を務めていたタラソワ氏は「何が起こったのでしょう?」と声を上げた。「疲れていた、疲れている。(シェルバコワら)子供たちがリンクに出て行って4回転ジャンプを跳ぶ……これは否が応でも心理面に影響を与える」と重圧の中で演じた16歳を慮り、「環境の変化に慣れるのに大変だったのでしょう」とも語った。

「なぜなら、向こうからやってきたばかりで、またスケート靴を履いて……全く休む時間がなかった、全くよ。GPファイナルとロシア選手権はとても近い。私は彼女を全くとがめない。彼女はもう力を振り絞れなかった。昨日は(何とか)力を振り絞ったが。何かがうまくいかなかった。だって彼女たちは生身の人間で、機械ではないから」と話し、GPファイナルのカナダから強行軍で出場した疲労を敗因に挙げた。

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