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メドベ失意の14位、ロシア重鎮も驚き続々 ヤグディン氏は同情「これは恐怖です…」

フィギュアスケートの世界選手権(来年3月・さいたま)の代表選考を兼ねたロシア選手権(サランスク)は21日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワはミスが相次ぎ、62.24点でまさかの14位。演技後は自身のSNSの動画で涙ながらに温かい声援に感謝を示していたが、母国ロシアの重鎮から「彼女はとても辛いわ」「何を言えばいいか分からない」と続々と驚きの声が上がっている。ロシアメディアが伝えている。

エフゲニア・メドベージェワ【写真:Getty Images】
エフゲニア・メドベージェワ【写真:Getty Images】

まさかのSP14位発進、重鎮タラソワ氏はエール「彼女はとても辛いわ」

 フィギュアスケートの世界選手権(来年3月・さいたま)の代表選考を兼ねたロシア選手権(サランスク)は21日、女子ショートプログラム(SP)が行われ、平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワはミスが相次ぎ、62.24点でまさかの14位。演技後は自身のSNSの動画で涙ながらに温かい声援に感謝を示していたが、母国ロシアの重鎮から「彼女はとても辛いわ」「何を言えばいいか分からない」と続々と驚きの声が上がっている。ロシアメディアが伝えている。


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 まさかの14位発進となったメドベージェワ。女王らしさを見せることができず、母国の名スケーターから驚きの声が集まっている。ロシアメディア「sports.ru」によると、国営放送の中継で解説を務めた重鎮タチアナ・タラソワ氏は「彼女はとても辛いわ。私たちはあんなジェーニャを練習では見なかった」と驚きを表現し、さらにこう語ったという。

「彼女が大人になっているのを私たちは見ていて(彼女は)難しい時期を克服しています」と成長段階の難しさと闘う姿に理解を示した。続けて、ライバルがひしめく中で重圧を背負いながら演技した19歳を慮り、フリーは巻き返しができると期待を込めた。

「彼女はここで誰とも戦うべきではなかった。彼女が愛する、そして私たちみんなが愛する新しいプログラムをただリンクに出て滑るべきだった。この確信がないこと……でも、みんなが切り抜けます。これがスポーツです。明日はより良くなるでしょう」

 同メディアの別の記事によると、タラソワ氏と一緒に解説を務めた02年ソルトレイクシティ五輪王者アレクセイ・ヤグディン氏は「何を言えばいいかわからない」と絶句し、自身が現役時代に味わったスランプを引き合いに出して同情した。

「おそらく、これは彼女の強い願望だ。彼女が正しい決断をしたということをできるだけ早く、すべての人に証明したいという。私たちは今、彼女に拍手をします、会場すべてがするように。彼女に自分のキャリアでの苦しい時期を克服してほしい」

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