羽生の全日本欠場に伴い、オーサー氏のロシア帯同が決定

　また、元世界女王のイリーナ・スルツカヤ氏もスポーツ紙「スポルトエクスプレス」のインタビューで、メドベージェワについて、こう語っている。

「私は何か予言することはできません。もちろんファンは一番高い位置を争っていたジェーニャに戻ってきてほしい。彼女はとても難しい状況にあります。ロシア代表を争う戦いはとても厳しいものです。どんな小さなミスでも代表が危うくなる」と厳しい見通しを口にしているという。

　一方で明るい材料もある。ロシアメディア「Sports.ru」によると、オーサー氏がメドベージェワに帯同することが決定。記事では「当初、オーサー氏はユヅル・ハニュウとともにロシア選手権と同時期に行われる全日本選手権に行く予定だったが、彼は大会をケガで欠場することになった」と伝え、オーサー氏も明言している。

　10月のGPシリーズ第2戦スケートカナダでは、メドベージェワがショートプログラムで出遅れた後に、オーサー氏との深夜の会話で励まされ、フリーで及第点の演技を見せて3位まで巻き返した。恩師の帯同は心強い援軍となるはずだ。