[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

奥原希望、「私らしい泥臭い試合」に引き込んで2連勝&4強進出「今日は久々に粘った」

 原点回帰で勝機を見出した。バドミントンの国際大会BWFワールドツアーファイナルズ(中国、広州市)は13日に第2日を行い、女子シングルスの奥原希望(日本ユニシス)は、2-1(14-21、21-11、21-14)でラチャノック・インタノン(タイ)を破って2連勝を飾り、準決勝進出を決めた。

奥原希望【写真:平野貴也】
奥原希望【写真:平野貴也】

1か月前にストレート勝ちしたタイ選手に逆転勝ち

 原点回帰で勝機を見出した。バドミントンの国際大会BWFワールドツアーファイナルズ(中国、広州市)は13日に第2日を行い、女子シングルスの奥原希望(日本ユニシス)は、2-1(14-21、21-11、21-14)でラチャノック・インタノン(タイ)を破って2連勝を飾り、準決勝進出を決めた。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)

 作戦変更でつかみ取った、逆転勝ちだった。第1ゲームは、相手のスピードに押されて後手を踏んだ。コート後方に追いやられると、甘くなった返球を攻撃されて主導権を握れなかった。1か月前の香港オープンでは、決勝でストレート勝ちしているが、奥原は「香港では強い球を強く打ち返すイメージだったけど、シャトルが(スピードが出ずに)飛びにくい環境で、相手の球が重くて、まったく通用しなくて、少し戸惑った」とイメージが異なったことを明かした。

 頭に浮かんだのは、3年前にこの大会(当時の大会名称は、BWFスーパーシリーズファイナルズ)を優勝したときのイメージだった。今ほど攻撃の展開力を持ち合わせていなかったにも関わらず、驚異的な粘り腰で世界の強豪を破った、元々の強みを使うことにした。「オールディフェンスクリアで行こうと開き直って高い球を出したら、相手のスピードが落ちた。久々に、自分らしい泥臭い試合をしたと思う。今日は、久々に粘ったなという試合」と話したとおり、素早く相手コートの低い位置へ球を落とす返球を止め、山なりの高い球で相手をコート奥へ追いやり、相手の球のスピードを削いでラリーに持ち込んだ。

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集