井上尚弥にとってグッドマンより「危険」な存在 元2階級王者が期待するサウスポー「強打を持つ」
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は3日、元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)との4団体防衛戦に7回TKO勝ちした。次戦は12月、今年3試合目が計画されているが、米スポーツ専門局「ESPN」は次戦で井上の脅威となり得る存在を指摘している。
12月の試合で実現に期待
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は3日、元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)との4団体防衛戦に7回TKO勝ちした。次戦は12月、今年3試合目が計画されているが、米スポーツ専門局「ESPN」は次戦で井上の脅威となり得る存在を指摘している。
米国で4団体防衛戦を中継した「ESPN」のストリーミングサービス「ESPN+」の実況席は試合後、12月に計画される井上の次戦の相手について議論した。実況のベルナルド・オスナ氏は、WBO&IBF1位サム・グッドマン(オーストラリア)が5月の井上―ルイス・ネリ戦後にリングに上がって対戦熱望したことを説明。さらに、指名挑戦権を持つ元WBA王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)の名前も挙げた。
解説を務めた元世界2階級制覇王者ティモシー・ブラッドリー氏は、井上の脅威となる可能性を持った相手について「MJ(アフマダリエフ)はそうだろうね」と指摘。「サウスポーでタフ。強打を持っている。非常に危険なボクサーだ」と評価した。一方で、グッドマンについては「良いボクサーではある。でもパワーが限られているし、イノウエが彼に勝つのは問題ないだろう」と語った。
12月に試合が実現すれば、井上にとっては7年ぶりの年3試合になる。ブラッドリー氏は「年末にMJとの対戦が見られたら良いね。素晴らしいスタイル同士の激突になると思うよ」と期待していた。
(THE ANSWER編集部)