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ボクシング世界戦で異例の会見 “仲良し”武居&比嘉がニコニコ舌戦「殺気を持ち…」「よろしく」

武居の強気の言葉に笑顔をみせた比嘉(右)【写真:中戸川知世】
武居の強気の言葉に笑顔をみせた比嘉(右)【写真:中戸川知世】

両トレーナーも敬意&火花、八重樫氏「大吾の性格もわかってる」野木氏「大吾は頭を下げて…」

 比嘉は18年4月に世界戦では日本人初の体重超過を犯し、2度防衛したWBC世界フライ級王座を剥奪。資格停止処分を経て1敗したが、再起後4連勝で6年5か月ぶりの世界戦にたどり着いた。バンタム級は武居のほか、WBAに井上拓真、WBCに中谷潤人、IBFに西田凌佑が就き、全4つの王座を日本人が独占。拓真は10月13日に元日本王者・堤聖也の挑戦を受け、那須川天心も同級で世界獲りを見据える。

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 サバイバルに臨む両選手のトレーナーも敬意を持って意気込んだ。武居を指導する八重樫トレーナーは「野木さん、大吾とはずっと一緒にトレーニングしてきた仲間でもありますが、今回はこういう立ち場でしっかり乗り切って、敬意を持って戦いたい」とした。

「僕は現役の頃から野木さんに指導を受け、トレーナーとしても先輩になる。大吾の性格もだいたいわかっている。それこそ野木丈司トレーナーの頭の中をしっかり考えた上で武居といろいろなプランを練ってきた。見ている方がびっくりする展開になるのではないかと思います」

 対する野木トレーナーは「非常に仲間意識の強い同士みたいな関係。きついことを積み重ねていくと絆が生まれる。そういう間柄ではありますけど、大吾は頭を下げて入ります」と試合プランを不敵に宣言。15戦連続KO勝ちの日本記録を持つ愛弟子に期待した。

「当日のリングに上がる時には獰猛な、獣みたいな比嘉大吾とその手綱を引くトレーナーになります。メンタルを瞬時に切り替えてやりたい。一瞬で終わるような、決め手を持つ2人の試合なのでいつ終わるかわからない。そういうドキドキがある。いろいろな作戦をその都度、その都度駆使しながら状況を見極めて戦いたい」

 試合はセミファイナル。メインイベントでは、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が元IBF王者TJ・ドヘニー(アイルランド)と4団体防衛戦を行う。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)


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