ザギトワ、“打倒・紀平”に3A必要 ロシア名手が力説「勝つための戦略考えないと」
紀平は「今のところ打ち勝ちがたい存在」と力説「勝つ戦略を考えないと」
SPでついた4.58点差につながったのは、紀平の代名詞ともいえる3回転アクセル。着氷も見事だったSPでは基礎点の8点に出来栄え点2.51点を加え、合計10.51点を獲得した。対するザギトワは2回転アクセルで基礎点3.30点に出来栄え点0.80点の合計4.1点にとどまっている。この差を埋めるべくレオノワはこう提言している。
「キヒラのジャンプのコンテンツはより強大でより難しい、これで彼女は勝つことができました。一つ連続ジャンプがうまくいかなくても、残りのすべてをうまくやりました」と話した上で「おそらくアリーナはキヒラに勝つために今、3回転アクセルを習得しなければならない。それか、プログラムに変更点を持ち込まなければならない。キヒラに勝つために戦略を考えないと。今のところ彼女は打ち勝ちがたい存在です」と紀平を上回るために3回転アクセルが必要と訴えたという。
インタビュアーから「もうすぐ、ロシア選手権があります。ザギトワには休息の時間がありませんが?」と問われると、レオノワは「私たちすべてのスケーターにとって重要な大会です。なぜならロシア代表の選考がそこで行われるから。現時点でアリーナが一番強いと思います。大切なのは今ゆっくり休んで回復し、新しい力とともにリンクに出ていくことです」と語ったという。
ロシアにとって驚きとなったザギトワの敗戦。日本の新星を上回るため、母国の名手も持論を交えて助言を送っていた。
(THE ANSWER編集部)