紀平梨花は3Aだけじゃない 米メディアが「日本の新スターになれる」と称賛した理由
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで初優勝を飾った紀平梨花(関大KFSC)。平昌五輪女王アリーナ・ザギトワ(ロシア)を破った戴冠は絶大なインパクトを残したが、米メディアは「技術力」と「総合力」を持っていると指摘。「彼女は日本のスケート界で輝くニュースターとなるための全てを持ち合わせている」と評している。
早くも世界選手権本命に指名「2本をクリーンに演じれば、今の彼女は無敵だ」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで初優勝を飾った紀平梨花(関大KFSC)。平昌五輪女王アリーナ・ザギトワ(ロシア)を破った戴冠は絶大なインパクトを残したが、米メディアは「技術力」と「総合力」を持っていると指摘。「彼女は日本のスケート界で輝くニュースターとなるための全てを持ち合わせている」と評している。
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「2018グランプリファイナル考:新時代の幕開け」と題し、大会を総括したのは米国のジャッキー・ウォン記者が運営するブログメディア「ロッカースケーティング」だった。
「キヒラが輝く」と小見出しを打った記事では「ショートプログラムでリカ・キヒラはアンストッパブルだった。なぜなら彼女はトリプルアクセルを決め、自動的にほぼ全員に対して基礎点で5点のアドバンテージを得たからだ」と絶対的な武器を持つ16歳を高く評価。「キヒラと、ゲームチェンジャーとなる彼女の3本のトリプルアクセルは3月の世界選手権でも頂点に立つことができるだろう」とし、「もし2つのプログラムをクリーンに演じれば、今の彼女は無敵だ」と早くも世界選手権本命に挙げた。
さらに、紀平の出現が女子におけるジャンプの高難度化を促すと指摘。「この潜在的支配力は他の選手にここ数年棚上げにしていたより難易度の高いジャンプを完成させるという行動を促すだろう。勝てない相手なら仲間になれ、そうだろう?」と記した。