紀平梨花、ミスなき五輪女王を超えた驚き 露メディア「ザギトワが世界記録に負けた」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは6日(日本時間7日)、女子ショートプログラム(SP)で紀平梨花(関大KFSC)が82.51点の今季世界最高得点で首位発進を決めた。平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)は77.93点で2位。女王の母国メディアは「キヒラはクリーンに滑ったザギトワに勝った初のスケーターになった」と評し、脱帽している。
露メディアが脱帽「キヒラはクリーンに滑ったザギトワに勝った初のスケーターに」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルは6日(日本時間7日)、女子ショートプログラム(SP)で紀平梨花(関大KFSC)が82.51点の今季世界最高得点で首位発進を決めた。平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)は77.93点で2位。女王の母国メディアは「キヒラはクリーンに滑ったザギトワに勝った初のスケーターになった」と評し、脱帽している。
「ザギトワが世界記録に負けた。キヒラは他を寄せ付けない」と見出しを打って特集したのは、ロシアのスポーツ紙「スポルトエクスプレス」だった。
「五輪女王がつい最近までジュニアだった選手に勝てなかった」と記した記事では、大会初日の目玉はザギトワと紀平の一騎打ちが予想された女子SPだったと紹介。「彼女たちは残りのスケーターたちに差をつけてリーダーの位置にいるが、ロシアのファンが望んでいたような展開にはならなかった」と振り返っている。
最終滑走で登場したザギトワについて、紀平に並ぶには完璧な演技が必要だったと状況を伝えた上で「アリーナはこれができなかった。彼女は得意な3回転ルッツと3回転ループの連続ジャンプで多くの出来栄え点を獲得したが、多くのエキスパートがオンライン上で触れたように2つ目のジャンプ(2回転アクセル)は回転不足を取られてもおかしくなかった」と指摘した。