「先生たちに非難が酷くDMが来てます」 故障を抱えて出場、陸上14歳・三好美羽が経緯説明
陸上女子100メートルの中学日本記録保持者・三好美羽(神辺西・3年)が25日、故障を抱えながら大会に出場した経緯などを明かした。20日までの全日本中学陸上選手権(福井運動公園陸上競技場)で2年連続の2位に。「最後によく考えて自分の意思で出場しました」としている。
全日本中学陸上選手権
陸上女子100メートルの中学日本記録保持者・三好美羽(神辺西・3年)が25日、故障を抱えながら大会に出場した経緯などを明かした。20日までの全日本中学陸上選手権(福井運動公園陸上競技場)で2年連続の2位に。「最後によく考えて自分の意思で出場しました」としている。
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19日の予選前のウォーミングアップで左太ももの筋膜炎を発症。指導者には棄権を勧められたが、全体2位で決勝に進出した。20日の決勝は12秒10で2位。三浦采桜(鶴岡AC・3年)にラスト10メートルで逆転され、0秒04届かなかった。レース後は三浦と笑顔で抱擁を交わした一方、涙を見せる場面も。「足を痛めてから何百件も何千件も応援メッセージをもらった」と明かしていた。
この日はインスタグラムを更新し「全中で究極の選択をする事になりました!!」と告白した。さらに「今私の選択で先生達の非難が酷くDMが沢山きています」と涙の絵文字付きで明かし、「出場するか選択する時、信頼しているトレーナーさんから、後遺症が残る事はなく、先生達からも今の状況や今後の将来の説明があって、最後によく考えて自分の意思で出場しました」と説明。経緯をつづっている。
「全中出場は最後の最後まで悩みました その時の私には、欠場する事の方が負ける事はなく楽に思えました! でもきっといつか凄く後悔する日が来る! そして自分が成長するには、ここで逃げてはいけないと思い出場しました
そしてその時、私は出せる力の全部を出し切りました! 皆んな条件は一緒で、その時のために調整してピークを持ってこれた選手が勝ちます!!
皆んな全力で走りその結果優勝したのは三浦選手です! 三浦選手、優勝おめでとうございます
大事な事!! 怪我をして走る事が美しい事になるから考えるようにと言ってくれる人もいました 本当にそうだと思います! 誤解をさせてしまってすみません
怪我をして走る事が凄い事ではなく、怪我をしない事が大切な事です もし怪我をしてしまったら、後遺症にならない事を1番に考えて、今の事や将来の事を先生や親とよく相談して出場するか決めて下さい!
私が選択した事で先生たちや他の人にも迷惑をかけてしまっています 本当にすみません
でも簡単に出した答えではなくて、その時全てを聞いて自分が成長するために、何が必要かよく考えて選択した、私の究極の選択でした!!」
6月の日本選手権は、11秒95で14歳ながら準決勝進出。7月の全日本中学校通信広島大会は11秒57の中学日本新記録を更新した。過去にフジテレビ系「ミライ☆モンスター」でも特集されるなど、インスタグラムのフォロワー数は4万6000人を誇る。
今回の投稿のコメント欄には「選手と関係者で決めたことに外野が色々言うのはナンセンスですよね」「自分の考えで走ったことですからね」「指導者との相談で決めお互いを信用した結論だから周りがどう言っても気にせずに」「心身ともにケアを大事にしてね」と書き込まれている。
(THE ANSWER編集部)