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念願の井上尚弥戦へ「モチベ爆上がり」 37歳ドヘニーが練習公開「彼の名を汚すことは言わない」

落ち着いた様子で会見に臨んだTJ・ドヘニー【写真:浜田洋平】
落ち着いた様子で会見に臨んだTJ・ドヘニー【写真:浜田洋平】

2018年5月に井上が英グラスゴーで試合「あの時からアンテナに引っ掛かっていた」

 オーストラリア在住のドヘニーは、アイルランド国籍を持つ37歳のサウスポー。2012年4月にデビューし、18年8月にはIBF王者・岩佐亮佑に判定勝ちした。19年4月にWBA王者ダニエル・ローマン(米国)との統一戦に敗れて王座陥落。井上―ネリ戦では不測の事態に備えたリザーブとして待機したが、出番はなく別の選手に勝利した。現在はWBO2位につけ、パンチ力と経験を兼ね備えた難敵だ。

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 井上が公開練習で「判定決着は許されない」と発言したことを受け、ドヘニーは「自分たちはプロ。ファイトマネーをもらうけど、(長く試合をしても)オーバーマネーはないから早く終わる方がいいね」と自身もKO決着の構えだ。

 この1年、大橋ジムの興行に出場してきた挑戦者は、同ジムで練習する日も。岩佐のほか、高橋竜平(横浜光)、中嶋一輝(大橋)にも勝利し、日本人キラーとされている。過去4敗だが、KO負けはない。2018年5月に井上が英グラスゴーで試合をした時からターゲットに入れ、対戦を熱望してきたという。

「あの時に彼は良い選手だと思った。彼はいずれ(スーパーバンタム級に)上がってくると思っていたので、アンテナに引っ掛かっていた。常に最高の選手と戦いたい。今回は4団体統一戦。これ以上の試合は存在しない。このためにやってきた。キャリア最大の挑戦になる」

 ボクサー人生の集大成を見せつける覚悟を滲ませた。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)


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