ザギトワ「私はただナーバスだった」 悔しい2位発進「切り替えて進まなければ」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルが6日(日本時間7日)、カナダ・バンクーバーで開幕。女子のショートプログラム(SP)では紀平梨花(関大KFSC)が完璧な演技を披露し、82.51点の今季世界最高得点で首位に立った。平昌五輪金メダリストでファイナル連覇を目指すアリーナ・ザギトワ(ロシア)もミスはなかったが77.93点で2位。紀平との差は4.58点。8日(同9日)のフリーで逆転を狙う。
ザギトワはノーミス演技も2位発進に反省しきり
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルが6日(日本時間7日)、カナダ・バンクーバーで開幕。女子のショートプログラム(SP)では紀平梨花(関大KFSC)が完璧な演技を披露し、82.51点の今季世界最高得点で首位に立った。平昌五輪金メダリストでファイナル連覇を目指すアリーナ・ザギトワ(ロシア)もミスはなかったが77.93点で2位。紀平との差は4.58点。8日(同9日)のフリーで逆転を狙う。
まさに異次元の戦いだった。ザギトワも決して悪くはなかった。しかし上がいた――。3つのジャンプはしっかりと決めて、加点も獲得した。構成点(PCS)は35.83点で紀平(35.15点)を上回ったが、技術点(TES)で5点以上差がつけられた。
今季、4試合目で首位以外でのスタートは初めて。IOC運営の五輪専門サイト「オリンピックチャンネル」は公式ツイッターで、演技後のザギトワのコメントを紹介している。
「私はただナーバスだったんだと思います。とにかくナーバスだった。それで頭がいっぱいでした。そのことばかり考えて、心も離れてしまっていた。だけど、切り替えて進まなければならない」
こう振り返り反省しきりだったようだ。ただ思い返せば、昨年のこの大会もSP2位からの逆転優勝だった。4.58点差は十分に射程圏。フリーでは紀平を追う女王の底力にも注目が集まる。
(THE ANSWER編集部)