紀平梨花がV本命 米記者が分析するザギトワに勝つ条件とは? 「運命を握るのはSP」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルが6日からカナダ・バンクーバーで開幕する。女子では平昌五輪女王のアリーナ・ザギトワ(ロシア)、シニア初参戦の紀平梨花(関大KFSC)、宮原知子(関大)が氷上で華麗な戦いを演じることになるが、米メディアでは16歳の紀平の金メダルを予想。「ノーミスのザギトワも倒すチャンスがある」と高く評価している。
米名物記者が女子シングルをプレビュー
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルが6日からカナダ・バンクーバーで開幕する。女子では平昌五輪女王のアリーナ・ザギトワ(ロシア)、シニア初参戦の紀平梨花(関大KFSC)、宮原知子(関大)が氷上で華麗な戦いを演じることになるが、米メディアでは16歳の紀平の金メダルを予想。「ノーミスのザギトワも倒すチャンスがある」と高く評価している。
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「2018年グランプリファイナルプレビュー これ以上の大会はあるのか?」と女子シングルを展望したのは、米国のジャッキー・ウォン記者のブログメディア「ロッカースケーティング」だった。
長年フィギュアスケートの取材を続けるウォン記者は今大会の金メダルに「Rika Kihira」の名前を挙げている。
「この大会で優勝し、その過程で五輪女王を倒せるか、キヒラにとってはトリプルアクセルに全てがかかっている」
特集では、代名詞のトリプルアクセルの成功が紀平のシニア転向初のメジャータイトルの行方を左右すると分析する一方、日本の“ミス・パーフェクト”と比べると改善の余地は存在するという。
「全体的なスケーティングと、音楽性はミヤハラのレベルにまだまだ及んでいないが、世界最高の基礎点を持ち、非の打ち所のない出来栄えを見せる。彼女にはノーミスのザギトワを倒せるチャンスがある。現時点でそれができるのはほんの数人だけだ」
卓越したスケーティング技術と表現力を誇る宮原の域には達していない16歳だが、それでも女王ザギトワ相手に優勝できる実力を持っているという。
そんな紀平のスタイルについて「ハイリスク・ハイリターン」と分析。「自分の運命を握りたいなら、ショートプログラム(SP)でのミスは許されない」と打倒ザギトワの条件を挙げている。