日本陸連がSNSの誹謗中傷に声明「行き過ぎた内容には法的措置も辞さない考え」 五輪各競技で問題視
日本陸連は15日、パリ五輪出場選手への誹謗中傷に対して、声明を発表した。今大会は各競技で、SNSを中心とした選手、関係者への誹謗中傷が問題視されており、8月1日には日本オリンピック委員会からも異例の声明が出されていた。
パリ五輪
日本陸連は15日、パリ五輪出場選手への誹謗中傷に対して、声明を発表した。今大会は各競技で、SNSを中心とした選手、関係者への誹謗中傷が問題視されており、8月1日には日本オリンピック委員会からも異例の声明が出されていた。
日本陸連の声明の内容は以下の通り。
◇ ◇ ◇
「パリ 2024オリンピック競技大会」では、陸上競技だけでなく他のスポーツでも選手への誹謗中傷の投稿が相次ぎ、選手や関係者は傷つき、日本オリンピック委員会(以下、JOC)からも声明が出される異例の事態となりました。
SNSでの心無い誹謗中傷は、心を深く傷つけ、不安に陥れる原因となります。大会に向けて、日々人生をかけて努力を続ける選手や関係者への心無い誹謗中傷は、どんな理由があろうと許されるものではありません。
JOC からも誹謗中傷に対する姿勢が示されていますが、日本陸上競技連盟(以下、本連盟)も、選手や関係者を守るために、行き過ぎた内容の誹謗中傷の投稿に関しては、今後法的措置も辞さない考えを持っております。
さらに今回は、一部のメディアが本連盟からの発信と異なる見出しをつけて報道したことから、読者の誤解を招き選手への誹謗中傷のきっかけとなったことを、本連盟としては大変遺憾に思っています。意図的に誤解を招く形で情報が拡散されることにより、間違いでは済まされない事態を引き起こし得ることをご理解いただくとともに、メディアとして世の中に正しい情報を伝えていただく役割を果たされることを強く願います。
(THE ANSWER編集部)