悩めるメドベージェワ、盟友ワグナーが優しき言葉「私たちは見守り、待つべき」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦フランス杯は24日(日本時間25日)、女子フリーが行われ、平昌五輪銀メダリストでショートプログラム(SP)3位のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)は125.26点で合計192.81点。
初の表彰台落ち、不振のメドベージェワに理解「彼女は必ず問題を突き止めるから」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦フランス杯は24日(日本時間25日)、女子フリーが行われ、平昌五輪銀メダリストでショートプログラム(SP)3位のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)は125.26点で合計192.81点。シニアデビュー後、自己ワーストの4位に終わり、初めて表彰台を逃した。不振にあえぐ女王に対し、ソチ五輪団体銅メダルのアシュリー・ワグナー(米国)は「私たちは見守り、待つべき。彼女は必ず問題を突き止める」と優しい言葉を投げかけている。
メドベージェワは復活する。何度も一緒に戦ってきたからこそ分かる思いをワグナーは吐露した。フリーもミスが相次ぎ、自己ワーストの4位に終わり、初めて表彰台を逃した19歳に対し、27歳の名手は自身のツイッターでメッセージを発信した。
「エフゲニアはいまだ女王」とメドベージェワに敬意を払った上で「今年は精神的に、彼女が今まで経験したものとは全く異なる。私たちは見守り、彼女が問題を把握するまで待つべき。彼女は必ず問題を突き止めるから」と周囲はそっと見守ってあげることが重要と力説。今後に向けても「彼女のキャリアはまだ長く、これには時間が必要」とつづった。
メドベージェワは今季、エテリ・トゥトベリーゼ氏からブライアン・オーサー氏に師事。ロシアからカナダに拠点を移し、環境は一変した。まして体型変化も伴う年代。難しさはあるが、本人は必ず復活の糸口を見つけ出すとワグナーは断言した。
ワグナー自身、長いキャリアにおいて故障など、幾多の困難と向き合い、乗り越えてきた。その過程ではメドベージェワと同じ大会に何度も出場。メドベージェワが初優勝した16年世界選手権で2位に入り、一緒に表彰台にも上がっている。若いうちから間近で接してきて、強さを知っているからこそ今後に期待し、愛のある言葉を贈っているのだろう。
GPファイナルこそ逃したメドベージェワだが、まずは12月のロシア選手権で浮上の兆しを掴みたい。
(THE ANSWER編集部)