羽生結弦、露メディアが伝える熱狂の裏側「人気でザギトワはハニュウに負けている」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦ロステレコム杯で羽生結弦(ANA)はフリー当日の公式練習で転倒し、右足首を痛めながらも気迫の演技でGP通算10勝目を飾った。ロシアでも絶大な人気を誇る羽生。現地メディアは、自国の女王アリーナ・ザギトワすら上回る人気ぶりをレポート。“ハニュウフィーバー”の様子を伝えている。
ロシアのスポーツメディアが現地での羽生人気に迫る
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦ロステレコム杯で羽生結弦(ANA)はフリー当日の公式練習で転倒し、右足首を痛めながらも気迫の演技でGP通算10勝目を飾った。ロシアでも絶大な人気を誇る羽生。現地メディアは、自国の女王アリーナ・ザギトワすら上回る人気ぶりをレポート。“ハニュウフィーバー”の様子を伝えている。
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「私は無神論者だ、でも彼は―フィギュアスケートの神だ。モスクワがどうやってハニュウ・ユヅルに夢中になったか」
こうタイトルをつけて報じているのはロシアのスポーツ専門メディア「スポーツBO」だった。
「GPシリーズ第5戦ロシア大会には2つのヘッドラインがあった。五輪女王アリーナ・ザギトワと2度の五輪王者ユヅル・ハニュウ。大会はロシアで行われたので、ポスターはザギトワだった。しかし、その人気で今のところザギトワはハニュウに負けている」
記事では大会が行われたメガスポルトのグッズショップ店員の証言を紹介。「もしハニュウとザギトワでどれだけグッズを売ったかというのをパーセント的な相互関係で比べると80:20でハニュウが優勢です」とザギトワを大きく上回っているという。
さらには具体的に踏み込んで、こうも説明を付け加えている。
「本当に完全に買います。メモ帳、写真、パンフレット。私たちは『Piruet』というすべてドイツ語で書かれたドイツの雑誌を売っています。誰も(言葉を)わかりません、我々ロシア人も、日本人も。でも表紙はハニュウです。すると買うんです。500ルーブル(約860円)。私はどれだけ他のグッズを持っているでしょう? もしハニュウのためだけのお店にしていたら、もっと儲かっていたのに」
そして、中でも最も売れるものが、くまのプーさんのぬいぐるみなのだと振り返っている。
「それはハニュウのマスコット。なので。彼のうまくいった演技の後は、リンクにくまが投げ込まれる。ヴィーニープーはハニュウが演技する各大会に飛行機で運ばれる。日本のファンはしっかり準備して卸売りでまとまった量を買い占める。違ったサイズと違ったデザインのものを」