そんな位置から!? ジョコ、10m疾走の超美技に絶賛の嵐「スゥゥゥゥパーショット」
男子テニスのツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」は16日、1次リーグ第3戦で世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が同7位のマリン・チリッチ(クロアチア)を7-6、6-2で下して3連勝。同組1位で準決勝進出を決めた。
絶好調の世界NO1がコート疾走の超美技で喝采「なんてこった、異次元だ」
男子テニスのツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」は16日、1次リーグ第3戦で世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が同7位のマリン・チリッチ(クロアチア)を7-6、6-2で下して3連勝。同組1位で準決勝進出を決めた。絶好調の世界NO1は第2セットでコートを10メートル疾走の超絶ショットを炸裂。ATP公式中継サイト「テニスTV」が動画付きで公開すると、海外ファンから「なんてこった、異次元だ」「ハードコートでスライディング!」「スゥゥゥゥパーショット」と絶賛の嵐となっている。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
なぜ、こんな位置から追いつけるのか。第2セットの立ち上がり、圧巻のプレーを炸裂させた。チリッチのサービスをリターンすると、バックサイドに完璧なダウンザラインを放たれた。しかし、これを拾うと互いに打ち合い、今度はフォアサイドに強烈なショットを放たれた。
ベースライン後方で懸命に走り込み、なんとか右手一本で返す。ただ、体はフォアサイドに大きく流れ、自陣はがら空きになってしまった。待ってましたとばかりにチリッチがネット際、しかもジョコビッチから最も遠い逆サイドにドロップショットを落とした。万事休す――。そう思った次の瞬間だった。
ジョコビッチは体を前方に向けると、真っすぐに猛然ダッシュ。およそ10メートルを駆け抜け、2バウンドする直前で追いつくと、ネット際のチリッチの逆を突くパッシングショットを炸裂させた。信じられないようなプレーに会場は大興奮。大きな喝采がジョコビッチに降り注いでいた。