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羽生結弦は「圧倒」、ザギトワは「完璧」 異次元の“世界新競演”にISU公式絶賛

フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦ロステレコム杯は16日に開幕し、男女の五輪覇者が異次元の世界新記録で競演した。

ロステレコム杯で圧巻の演技を披露した羽生結弦(左)とアリーナ・ザギトワ【写真:Getty Images】
ロステレコム杯で圧巻の演技を披露した羽生結弦(左)とアリーナ・ザギトワ【写真:Getty Images】

男女五輪覇者の世界新記録にISU公式サイトも賛辞

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦ロステレコム杯は16日に開幕し、男女の五輪覇者が異次元の世界新記録で競演した。男子ショートプログラム(SP)で五輪2連覇の羽生結弦(ANA)が110.53点をマーク。続いて女子SPで平昌五輪金メダルのアリーナ・ザギトワ(ロシア)が80.68点をマーク。そろって自身が持つ世界記録を塗り替えた。ロシアの地で衝撃を与えた2人に対し、大会を統括する国際スケート連盟(ISU)公式サイトも「圧倒」「完璧」と絶賛している。

 現代最強の男女スケーターがモスクワの地で衝撃を走らせた。まずは羽生だ。男子SP。「秋によせて」の調べに合わせ、美しく舞った。冒頭の4回転サルコウを完璧に決めると一気に会場を惹き込み、ノーミスで演じ切った。叩き出した110.53点は自身が2週前のフィンランド大会で記録した106.69を4点近く塗り替える新記録となった。

 衝撃は終わらない。続いて行われた女子SPでザギトワが魅せた。「オペラ座の怪人」の新プログラムで冒頭のルッツ―ループの連続3回転を成功。すると、以降はジャンプを次々と決め、完璧な演技を披露した。地元のファンから喝采が注ぎ、9月のネーベルホルン杯で自身が記録した世界最高記録を0.85点更新。80.68点を叩き出した。

 五輪覇者が世界新記録で圧巻の競演。大会を統括するISUは公式サイトで2人に対して賛辞を送った。羽生については「五輪を2度制した日本のユヅル・ハニュウは今シーズンの2度目のグランプリ金メダルに向けて男子ショートプログラムで圧倒した」と伝えた上で「数えきれないほどのファンがクマのプーさんなどの贈り物で氷上を一杯にした」とフィーバーぶりをレポートした。

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