[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

五輪1か月前に200m大会新「19.53」の衝撃 世界陸上Vタイムと「0.01」差、最速王者は「異常」米驚き

パリ五輪に向けた陸上の米国代表選考会は29日(日本時間30日)、米オレゴン州ユージーンで男子200メートル決勝が行われ、昨年のブダペスト世界陸上を制したノア・ライルズが19秒53の今季世界最高タイムで優勝。パリ五輪出場を決めた。1996年にマイケル・ジョンソンが作った大会記録を28年ぶりに更新。五輪1か月前に早くも見せた圧倒的強さに米ファンからは「ライルズは異常だ」と感嘆の声が上がっている。

男子200メートル決勝、19秒53の今季世界最高タイムで優勝したノア・ライルズ【写真:Getty Images】
男子200メートル決勝、19秒53の今季世界最高タイムで優勝したノア・ライルズ【写真:Getty Images】

パリ五輪米国代表選考会

 パリ五輪に向けた陸上の米国代表選考会は29日(日本時間30日)、米オレゴン州ユージーンで男子200メートル決勝が行われ、昨年のブダペスト世界陸上を制したノア・ライルズが19秒53の今季世界最高タイムで優勝。パリ五輪出場を決めた。1996年にマイケル・ジョンソンが作った大会記録を28年ぶりに更新。五輪1か月前に早くも見せた圧倒的強さに米ファンからは「ライルズは異常だ」と感嘆の声が上がっている。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)

 ケニー・ベドナレクとの激戦を制した。6レーンからスタートしたライルズは、ベドナレクにリードを許したまま直線に突入。しかし、終盤に追いつくと一気に抜き去り、一着でフィニッシュラインを切った。19秒53は今季世界最高タイムにして大会記録。1996年にマイケル・ジョンソンが作った記録を28年ぶりに塗り替えた。昨年の世界陸上・男子200メートル決勝でマークした19秒52に0.01秒差の好タイムだった。

 米放送局「NBCスポーツ」のソーシャルメディアディレクターであるトラビス・ミラー氏は自身のXで「ノア・ライルズが19.53を出した!! 1996年にマイケル・ジョンソンが樹立した200メートルの五輪選考会記録を破った」と速報。同局の公式Xも「ノア・ライルズが200メートル決勝で28年にわたった選考会記録を破った」と記し、レース動画を公開した。

 米ファンからは「誇りに思うわ!街の代表であり続けてる」「歴史を作った」「最後の50mで彼は信じられないスピードを見せた。彼にとって、パリで2つの金メダルは間違いなく起こりうる」「ノア・ライルズは異常だ」「ノア・ライルズ!! 世界最高の理由がある」と感嘆のコメントが寄せられた。

 昨年のブダペスト世界陸上では男子100&200メートル、4×100メートルリレーの3冠を達成。23日(同24日)には男子100メートルでも9秒83で選考会を制し、パリ五輪出場を決めている。米全国紙「USAトゥデイ」は「確実に4×100メートルリレーチームにも入るだろう」と予想した。今大会、出走直前に日本発のカードゲーム「遊戯王」のカードを取り出すパフォーマンスを何度も披露し、話題になっていた。

(THE ANSWER編集部)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集