京都精華学園が103点圧勝V 下級生2人で計60点、指揮官「計算狂ったくらい活躍した」
「今回はチームが1つになって応援し合えた」
「実は、先週までの試合は上下関係でうまくいってなくて……。だから2年が活躍したらすごく悔しかったんです。でもこのままじゃダメだって思って、みんなでしっかり話し合いをして、今回はチームが1つになって応援し合えたと思います」
高校バスケシーズンの大トリを飾るウインターカップは「3年生の大会」と言われることが多い。3年生の思いが強いチームが勝ち進み、頂点を極めると言われるのだ。もちろん大ベテランの山本コーチも「3年生は全国で活躍してもらわな」とそのことを重々承知している。コミュニケーションをとるのが苦手な3年生たちは、残り1か月でどこまで自らの壁を乗り越えられるだろうか。
ちなみに下級生との話し合いで、どんなことを話し合ったのかを聞いてみた。石島は無言で笑ったのみ。よほど激しいやり取りがあったのだろう。
(青木 美帆 / Miho Aoki)