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京都精華学園が103点圧勝V 下級生2人で計60点、指揮官「計算狂ったくらい活躍した」

 バスケットボールの第38回京都府高校選手権大会兼第71回全国高校選手権大会京都府予選(ウインターカップ京都府予選)が10日、ハンナリーズアリーナで開催された。女子決勝は京都精華学園が紫野に103-67で勝利し、12月23日から開催されるウインターカップの出場権を手に入れた。

3年連続の優勝を果たした京都精華学園【写真:青木美帆】
3年連続の優勝を果たした京都精華学園【写真:青木美帆】

ウインターカップ京都府予選を制して全国へ

 バスケットボールの第38回京都府高校選手権大会兼第71回全国高校選手権大会京都府予選(ウインターカップ京都府予選)が10日、ハンナリーズアリーナで開催された。女子決勝は京都精華学園が紫野に103-67で勝利し、12月23日から開催されるウインターカップの出場権を手に入れた。

 女子では珍しい100点ゲームの立役者は、2人の下級生だった。U-16女子日本代表の高橋未来(2年)が24得点、この予選から出場機会を手に入れた荻田美(1年)が3ポイント6本を含む36得点……。山本綱義コーチは「びっくりしました。この2人は計算が狂ったくらい活躍してくれました」と手放しで褒めつつ、ベンチ入りしている3年生の元気のなさを気にかけた。

「3年生がね、5人の元気がないなと。プレッシャーに負けているんでしょうね。『3年だから頑張らないかん』と」

 キャプテンの石島侑果(3年)を筆頭に、当事者たちももちろんそのことを自覚している。石島は苦笑いで「話すことが苦手で、意思疎通があまりできない選手が多い。共通理解が持てていないのが弱みです」と話す。

 この決勝に限らず、下級生が思い切りいいプレーでチームを盛り立てることは、府予選を通しての傾向だったという。下級生への感謝を口にする石島に「最上級生として悔しさはなかった?」と少し意地悪な質問をすると、こんなことを明かしてくれた。

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