紀平梨花、3A2発の大逆転Vに米記者も衝撃「驚異的怪物」「ザギトワを凌ぐ出来だ」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯は10日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位でシニアGPデビュー戦の紀平梨花(関大KFSC)が3回転アクセルを2本決めるなど、完璧な154.72点をマーク。合計224.31点で衝撃の逆転優勝を飾った。米国の名物記者も「驚異的怪物」「ザギトワを凌ぐほどの出来だ」と手放しで賛辞を送っている。
米名物記者も手放しで絶賛「リカ・キヒラについて何も言うことはない」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯は10日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位でシニアGPデビュー戦の紀平梨花(関大KFSC)が3回転アクセルを2本決めるなど、完璧な演技で154.72点をマーク。合計224.31点で衝撃の逆転優勝を飾った。米国の名物記者も「驚異的怪物」「ザギトワを凌ぐほどの出来だ」と手放しで賛辞を送っている。
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広島から世界にインパクトを与える演技だった。紀平は冒頭で3回転アクセルのコンビネーションジャンプを着氷。すると、怖いものなしの16歳は勢いに乗った。続く単発の3回転アクセルも高い跳躍から綺麗に決めた。中盤以降も次々とジャンプを着氷させ、完璧に演じ切った。渾身のガッツポーズを炸裂させ、合計224.31点をマーク。5位から逆転Vを飾ってみせた。
フィギュア界に20年以上携っている米国の名物記者、ジャッキー・ウォン氏も大興奮だ。3回転アクセル2本の実際の瞬間を「驚異的怪物だ」と最大級の賛辞とともに、ツイッターで動画付きで公開。演技直後に「このフリーは彼女が勝つべきだ。キヒラの出来は金を獲るのに十分だろう?」「私はリカ・キヒラについて何も言うことはない」と手放しで絶賛した。
さらに、アリーナ・ザギトワ(ロシア)のフリー世界最高得点にあと4点に迫る得点が出ると「最近のフリーの世界最高はアリーナ・ザギトワの158.50。だけど、私はキヒラはそれを凌ぐほどの出来だったと思う」と記し、ウォン記者自身は“ザギトワ超え”の価値があると高く評価していた。
GPデビュー戦、SPでミスがありながらフリーで5位から大逆転を演じた16歳。規格外の強さを誇る紀平の存在感は一気に国際舞台で知れ渡った。
(THE ANSWER編集部)