エディー日本「超速ラグビー」の片鱗 初キャップ8人衆の一人、HO原田衛「自分たちのアタックが通用した」
ラグビーの「リポビタンDチャレンジカップ2024」は22日、世界ランク12位の日本代表が東京・国立競技場で同5位のイングランド代表と対戦し、17-52で敗戦。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が就任した新体制の初陣は勝利で飾れなかった。一方でこの試合では8人が日本代表初キャップを獲得。今季限りで現役引退する元日本代表・堀江翔太の後継者としても期待される25歳・HO原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)もその1人で「自分たちのアタックが通用している」と手応えを感じた。
リポビタンDチャレンジカップ2024
ラグビーの「リポビタンDチャレンジカップ2024」は22日、世界ランク12位の日本代表が東京・国立競技場で同5位のイングランド代表と対戦し、17-52で敗戦。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が就任した新体制の初陣は勝利で飾れなかった。一方でこの試合では8人が日本代表初キャップを獲得。今季限りで現役引退する元日本代表・堀江翔太の後継者としても期待される25歳・HO原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)もその1人で「自分たちのアタックが通用している」と手応えを感じた。
大歓声の国立競技場で迎えた新生エディージャパンの初陣。昨年のワールドカップ(W杯)で敗れたイングランドに実力の差を見せつけられたが、序盤はスピーディーな展開を演じ、日本が目指す「超速ラグビー」を体現した。なかでも、次回W杯でベスト4を目標とするニッポンを担うフレッシュな顔触れがピッチに映えた。
フロントローの真ん中を担い、初キャップを獲得した25歳の原田もその1人。後半9分で途中交代するまで、長年、堀江が担ったポジションで世界を体感し、確かな手応えを得た。
「最初の20分をテーマにしていて、自分たちのアタックが通用していると感じた」
初キャップの相手は世界ランク5位の強敵。それでも「当ててみて同等というか。80分間アタックし続けることに体が追いついていなかったけど、やっていけば行けると思う」と自信を覗かせた。
「非常に若く、経験の少ないプレーヤーたちが素晴らしい経験を積むことができた」と振り返ったエディーHCも、原田らフロントローを主戦場とする選手について「今後成長が望めるプレーヤーがいる。それぞれが世界一のプレーヤーを目指していて、自分としても育て甲斐がある」と期待を込めた。
27年W杯へ船出となった試合で、8人が日本代表初キャップを獲得した。原田は「4年後のイメージはまだ沸かない」としながらも、「エディーさんと一緒に信じてやっていくしかない。やり続けることが大事」ときっぱり。
大学生で先発に抜擢されたFB矢崎由高も「この試合は大きな財産。チームやファンから信頼されるようになりたい」と頼もしかった。新生エディージャパンの可能性は広がっている。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)