臼井麗香の顔からマスクが消えた理由 不安和らぎ14位→4位に浮上「スコアに少し表れたかな」
女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディス第2日が15日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C(6584ヤード、パー72)で行われ、14位から出たツアー通算1勝の臼井麗香が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算6アンダーで4位に浮上した。今大会は花粉症のためプレー中につけていたマスクを完全に外し、「スコアにも少し表れたかな」と笑顔を見せた。
ニチレイレディス第2日
女子ゴルフの国内ツアー・ニチレイレディス第2日が15日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C(6584ヤード、パー72)で行われ、14位から出たツアー通算1勝の臼井麗香が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算6アンダーで4位に浮上した。今大会は花粉症のためプレー中につけていたマスクを完全に外し、「スコアにも少し表れたかな」と笑顔を見せた。
序盤からリーダーボードを駆け上がった。3つ伸ばして迎えた後半10番パー5。臼井は残り40ヤードからの第3打を2メートルにつけてバーディー。17番パー3ではボギーを叩いたが、最終18番で5メートルのパットを沈めて取り返した。「前半はチャンスが多くて落ち着いてプレーできた。後半は耐えるホールが続いたけど、最後にバーディーを取れてよかった」と胸を張った。
不安が1つ和らいでスコアに繋がった。ここまで悩まされていた花粉症。「スギとマツとヒノキとシラカバと……」。その影響もあり、5月のワールドレディスサロンパス杯は第2ラウンド途中で棄権した。先週は薬を服用し、マスクを取り外ししながら対応。完全に外した今大会は「マスクは暑くて熱中症みたいになってしまう。呼吸が楽だった」「スコアにも少し表れたかな」と笑顔を見せた。
渋野日向子、畑岡奈紗ら実力者揃いの“黄金世代”。臼井は2018年のプロテストに合格し、今季は推薦で出場した3月のアクサレディスでツアー初優勝を達成した。しかし以降は10戦中予選通過は4度のみだった。
序盤は体の筋肉量がベストだったが、連戦によりトレーニングが減ったことで数値を落とした。現在はトレーニングを増やして数値を戻している段階。新垣比菜、大里桃子と2週連続で黄金世代の優勝が続いている。「同い年が活躍して嬉しい。私も頑張ります」。不安を1つ払拭した25歳が、ここから上げていく。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)