井上尚弥に絶対はない!? 名プロモーターが示唆「誰もが彼のKOを予想しているが…」
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝でIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦するWBA王者・井上尚弥(大橋)。世界的に優勝候補筆頭という揺るがぬ評価を受ける「The Monster」だが、数々のプエルトリコ人ボクサーを手がけてきた名プロモーターは「誰もがモンスターのKO勝ちだと話しているが…」と語りながら、伝説の名勝負を引き合いに出して大番狂わせの可能性を予言している。プエルトリコ地元紙「エル・ヌエバ・ディア」が報じている。
海外の名プロモーターが番狂わせの可能性示唆
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝でIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦するWBA王者・井上尚弥(大橋)。世界的に優勝候補筆頭という揺るがぬ評価を受ける「The Monster」だが、数々のプエルトリコ人ボクサーを手がけてきた名プロモーターは「誰もがモンスターのKO勝ちだと話しているが…」と語りながら、伝説の名勝負を引き合いに出して大番狂わせの可能性を予言している。プエルトリコ地元紙「エル・ヌエバ・ディア」が報じている。
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開幕戦で難敵フアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)をわずか70秒で倒し、WBSSシーズン2の主役となったモンスターを、世界各国メディア、ブックメーカーが優勝候補の大本命に推す中、敏腕プロモーターが待ったをかけた。
「マニー(ロドリゲス)はとてつもないファイターだ。準決勝でMonstruo(スペイン語でモンスター)と呼ばれるナオヤ・イノウエと戦うことになる。誰もが彼がノックアウトするだろうと言っている。しかし、私はゴメスがカルロス・サラテと戦った時のことを思い出すんだ」
同紙に対して、こう語ったのはキューバ人プロモーターのルイス・デ・クバス氏だった。伝説の3階級王者フェリックス・トリニダード、世界戦17回連続KO記録を誇るウィルフレド・ゴメスというプエルトリコ人ボクサーを手がけたクバス氏は40年前の伝説の一戦を持ち出した。
「誰もがサラテがノックアウトすると言っていたんだ」とクバス氏。1978年10月28日、43戦全勝中の当時のWBC世界バンタム級王者サラテ(メキシコ)と対戦したゴメスは下馬評を覆し、5回KO勝ちを収めた。
ボクシングに絶対はない――。プエルトリコの往年の名手と縁深い大物プロモーターは、過去を回想しながら、ロドリゲスの番狂わせの可能性に期待をかけていた。
(THE ANSWER編集部)