坂本花織、意地の逆襲劇に海外メディア賛辞「彼女はカモメだ。我々は飛翔を眺める」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦フィンランド大会は2日(日本時間3日)、ショートプログラム(SP)7位の坂本花織(シスメックス)が140.16点で巻き返し、合計197.42点で3位に入った。見事に表彰台に立った18歳は、演技後に優勝したアリーナ・ザギトワ(ロシア)らとおちゃめに抱擁するシーンをフィンランドスケート協会が画像付きで公開していたが、海外メディアも「前日から大きく挽回」「感情豊かな演技。彼女はカモメだ」と逆襲劇を高く評価している。
SP7位から逆転表彰台の好演に相次ぐ賛辞「我々は陸から彼女の飛翔を眺めている」
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦フィンランド大会は2日(日本時間3日)、ショートプログラム(SP)7位の坂本花織(シスメックス)が140.16点で巻き返し、合計197.42点で3位に入った。見事に表彰台に立った18歳は、演技後に優勝したアリーナ・ザギトワ(ロシア)らとおちゃめに抱擁するシーンをフィンランドスケート協会が画像付きで公開していたが、海外メディアも「前日から大きく挽回」「感情豊かな演技。彼女はカモメだ」と逆襲劇を高く評価している。
会心のガッツポーズが炸裂した。SPで7位と出遅れた坂本。苦しい状況となりながら、プレッシャーを見事に跳ね返した。7本のジャンプで大きなミスなく着氷。華麗にフィンランドの銀盤を舞い、フリー2位となる140.16点を叩き出した。逆転表彰台に上り、笑顔がトレードマークの18歳に、らしい表情が垣間見えた。
フィンランドスケート協会は優勝したザギトワ、2位に入ったコンスタンチノワと表彰台に上った3人が会見で満面の笑みを浮かべ、おちゃめにハグを交わすシーンを「ポーズを取って」とつづって公開。華やかに現地を彩ったが、海外メディアも圧巻の逆襲劇を演じた坂本を高く評価している。
フィギュア界に20年以上携っている米国の名物記者ジャッキー・ウォン氏は演技直後に「よくやった!! 前日から大きく挽回。もう今、言っておく。これはメダルに届く」とツイート。さらに、ルーマニアのフロレンティナ・トーン記者が展開するスケート専門メディア「インサイドスケーティング」ツイッターは「カオリ・サカモトの感情豊かな演技を見よ。彼女はカモメだ。そして我々は陸の上から彼女の飛翔を眺めている」と空を優雅に舞うカモメに例え、情緒たっぷりに賛辞をつづった。
2位に入ったスケートアメリカに続く表彰台。GPファイナル進出へ向けても価値のある結果を残し、GPシリーズ2戦を終えた。まだまだ成長の余地を残す18歳の本領発揮はここからだ。
(THE ANSWER編集部)