全米女子オープン

　現地2日まで行われた全米女子オープンで2位に入り、復活を印象付けた渋野日向子（サントリー）への反響が広がっている。2度目の全米OP制覇を成し遂げた笹生優花と最後まで優勝争いを繰り広げたプレー内容はもちろん、持ち味の笑顔や心配りなどでファンを魅了。全米女子プロゴルフ協会（LPGA）ツアー公式SNSがホールアウト後の振る舞いに注目すると、海外ファンから「みんなが彼女のような態度でいられたらいいのに」「ポジティブなエネルギーをもたらしてくれた」といった声が寄せられている。

　心から敬意を示した。優勝こそならなかったが、最後まで全力を尽くした渋野。同組で回ったウィチャネ・メーチャイ（タイ）が最後のパットを沈めてホールアウトすると、両手を広げてスマイル全開で待ち構えた。熱いハグで健闘を称え合った2人。ギャラリーからも惜しみない拍手が送られた。

　LPGAツアー公式インスタグラムは「本当にタフな選手たちにとってタフな試練」とつづり、写真を公開した。

　他にも古江彩佳ら、熱戦を繰り広げた8選手の表情をとらえたショットが集まった中、渋野の写真は1枚目で紹介された。海外ファンは18番で撮られた人柄があふれ出た表情に注目している。

「スマイリング・シンデレラはまるで宝くじが当たったかのよう。私たちみんなが人生で彼女のような態度でいられたらいいのに」
「シブノが今日コースに全てのポジティブなエネルギーをもたらしてくれた！　見ていて素晴らしかった！」
「笑顔のチャンピオンはスマイリング・シンデレラだ」
「スマイリング・シンデレラ……あなたの笑顔は本当に周りも笑顔にしてしまう」

　渋野は優勝した笹生ともバックヤードでハグして祝福。今季はここまで成績が伴ってこなかったが、メジャー大舞台で底力と持ち前の明るさを発揮した形だ。