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強さの象徴PFPランカー・中谷潤人 那須川天心の標的候補に歓迎「そうあるべきと思う」

次戦発表会見にリモートで出席し、コメントする中谷【写真:中戸川知世】
次戦発表会見にリモートで出席し、コメントする中谷【写真:中戸川知世】

世界挑戦視野の那須川天心に「僕自身はやるべきことをしっかりやりたい」

 バンタム級は全4つの王座を日本人が保持。中谷のほか、WBAを井上拓真(大橋)、IBFを西田凌佑(六島)、WBOを武居由樹(大橋)が君臨している。中でも階級最強の呼び声が高い中谷は「凄く刺激もありますし、そういった中で実力をしっかり発揮していかないといけないという思いが強くある」と気を引き締め、「今回のテーマとして、統一戦をできるようないいパフォーマンスをしたい。統一戦は意識しているところ」と息巻いた。

 興行には、近い将来の世界挑戦を見据える那須川天心(帝拳)がボクシング転向4戦目を予定。この日の会見では「僕がしっかり勝っていって、強い選手に勝っていけば自ずと『次は那須川天心でしょ』って言われる。その位置に来年あたりには立てると思う」と世界戦を視野に入れた。発言を聞いた中谷は、標的とされる立ち場の王者らしく冷静に歓迎した。

「プロボクシングに転向をされて、凄くセンスのあるボクシングをされているので注目しています。でも、自分は今やるべきことをやらないといけない。(那須川の発言は)そうあるべきだと思うので、僕自身はやるべきことをしっかりやりたい」

 今後は7月上旬までロサンゼルスで合宿。海外の猛者たちとスパーリングを積み重ねていく。「15歳からロサンゼルスに来させてもらって、日々つらいトレーニングをしてきた。初心に戻れるし、しっかり追い込める場所。今も体が痛いくらい追い込んでもらっているので、いい感じで調整できている。7月20日、さらに上の統一戦、ビッグマッチを期待してもらえる試合をしたい」と力を込めた。

 興行は「Prime Video presents Live Boxing」の第9弾として行われる。この日はプライム・ビデオが那須川とスポンサーシップ契約を締結したことも発表された。

【7月20日の対戦カード】

▽WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
王者・中谷潤人(M.T)
VS
同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)

▽WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦
王者・田中恒成(畑中)
VS
同級12位ジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)

▽WBO世界フライ級王座決定戦12回戦
同級1位・加納陸(大成)
VS
同級2位アンソニー・オラスクアガ(米国)

▽10回戦
那須川天心(帝拳)
VS
ジョナサン・ロドリゲス(米国)

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)


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