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強さの象徴PFPランカー・中谷潤人 那須川天心の標的候補に歓迎「そうあるべきと思う」

ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)が31日、7月20日に東京・両国国技館で行われるトリプル世界戦興行で同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)との初防衛戦を行うと発表した。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信。戦績は26歳の中谷が27勝(20KO)、27歳のアストロラビオが19勝(14KO)4敗。

WBC世界バンタム級王者の中谷潤人【写真:徳原隆元】
WBC世界バンタム級王者の中谷潤人【写真:徳原隆元】

7.20トリプル世界戦

 ボクシングのWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M.T)が31日、7月20日に東京・両国国技館で行われるトリプル世界戦興行で同級1位ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)との初防衛戦を行うと発表した。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信。戦績は26歳の中谷が27勝(20KO)、27歳のアストロラビオが19勝(14KO)4敗。

 次代の最強ボクサー・中谷が堂々と自信を見せた。米ロサンゼルスで合宿中のため、会見はリモートで出席。「これまでのキャリアでも初防衛戦をクリアしている。今まで通りいいKOを見せられるようにアクションを起こしていきたい」とKO勝ちを誓った。

 2月に王者アレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に6回1分12秒TKO勝ちし、井上尚弥、田中恒成に続く日本人3人目の「全勝世界3階級制覇」を達成。37戦目の王者にキャリア初のKO負けを与えた。世界で最も権威のある米専門誌「ザ・リング」の階級を超えた格付けランク「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」において、日本人では2位の井上に次ぐ10位。快挙を達成した。

 相手のアストロラビオは2022年2月に元世界2階級制覇王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)に10回判定勝ち。昨年5月のWBO世界バンタム級王座決定戦ではジェイソン・マロニー(オーストラリア)に敗れたが、挑戦者決定戦を制し、再び世界戦にたどり着いた。

 中谷は「凄くキャリアがあり、戦績を見てわかるようにパンチのある選手。集中して戦わないといけない」と警戒。「リングで向き合わないとわからないけど、自分の距離を徹底して展開できれば、いいボクシングができると思う」と自信を見せた。

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