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ダルビッシュ「大谷君の中継をやめてまで…」 試合後インタで笑い誘う、200勝達成で感謝の言葉

米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手は19日(日本時間20日)、敵地ブレーブス戦に先発し、7回9奪三振、被安打2、無失点に抑えて9-0の勝利に貢献し、日本選手としては野茂英雄、黒田博樹に続き3人目となる日米通算200勝を達成した。内訳はメジャー107勝、日本93勝。試合後、NHKのインタビューに答え「ファイターズとか日本全体が自分を育ててくれた。その感謝を忘れずにずっとやっています」と感謝の言葉を口にした。

ブレーブス戦、7回無失点と快投したパドレスのダルビッシュ有【写真:ロイター】
ブレーブス戦、7回無失点と快投したパドレスのダルビッシュ有【写真:ロイター】

強力ブレーブス打線を7回2安打無失点

 米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手は19日(日本時間20日)、敵地ブレーブス戦に先発し、7回9奪三振、被安打2、無失点に抑えて9-0の勝利に貢献し、日本選手としては野茂英雄、黒田博樹に続き3人目となる日米通算200勝を達成した。内訳はメジャー107勝、日本93勝。試合後、NHKのインタビューに答え「ファイターズとか日本全体が自分を育ててくれた。その感謝を忘れずにずっとやっています」と感謝の言葉を口にした。

 前日の登板が雨天中止で流れ、この日にスライドとなった今季9試合目の先発。序盤から抜群の制球で、昨季MVPロナルド・アクーニャJr.、ナ・リーグで大谷翔平に次ぐ12本塁打のマルセル・オズナ、昨季54本塁打のマット・オルソンらを擁する強力打線を封じた。打線も初回からクロネンワースの2ランなどで3点を先制し、4回にはキム・ハソンからの4連打で4点を加点するなど大量の援護をもらっての投球となった。

 7回のマウンドでは先頭打者のオズナをカーブで空振り三振。後続も打ち取って、99球で勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。前の試合までキャリア最長に並ぶ18イニング連続無失点を続けており、この日の7イニングを加え、連続無失点は25イニングまで伸びた。

 試合後、ダルビッシュはNHKのインタビューで「特に実感はない。アトランタでいいピッチングができて、明日ダブルヘッダーがある中で長いイニングを投げられてよかった」と感想を語った。早く達成したいという話をしていたことについては「NHKさんが生中継、大谷君の中継をやめてまでやってくださっているので、決めたいなと思っていました」と笑わせた。

 この日の好投の要因について聞かれると「(延期で)1日ずれて体の力があまりなかったですけど、変化球が良かったですし、カーブが良かったので、いろいろミックスしながら相手をかわすことができてよかった」。チームの大量援護については「自分の200勝はみんな知らないと思うけど、前回カード3連敗しているので、2連勝できてよかった」と勝利につながったことを喜んだ。

 ここまでの道のりについて聞かれると「プロ入った時にいろいろあって、ファイターズとか日本全体が自分を育ててくれた。それが自分のもとになっているので、その感謝を忘れずにずっとやっています」と感謝を口にした。そのうえで「これでホッとできるので、201勝目できるように明日からしっかり調整したい。これからは、なるべくイニング稼いで中継ぎの方をしっかり休められるよう、監督、首脳陣の方からしっかり信頼されるいようなピッチャーになりたい」と笑顔で締めた。

(THE ANSWER編集部)


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