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桃田賢斗、世界1位が今感じている課題とは 「まだ自分には足りないと思った」

期待に応え続けるために、桃田は、よりタフな世界王者を目指す。デンマーク、フランスの両大会に出場したバドミントン日本代表が30日に帰国した。男子シングルス世界ランク1位の桃田賢斗(NTT東日本)は、デンマークオープンで優勝。今季BWFワールドツアー3勝目を挙げた。しかし、翌週のフランスオープンでは、準決勝でチェン・ロン(中国)に敗れ、2大会連続優勝は逃した。

デンマーク、フランスの両大会に出場し帰国した桃田【写真:平野貴也】
デンマーク、フランスの両大会に出場し帰国した桃田【写真:平野貴也】

欧州遠征から帰国、現状の課題を口に

 期待に応え続けるために、桃田は、よりタフな世界王者を目指す。デンマーク、フランスの両大会に出場したバドミントン日本代表が30日に帰国した。男子シングルス世界ランク1位の桃田賢斗(NTT東日本)は、デンマークオープンで優勝。今季BWFワールドツアー3勝目を挙げた。しかし、翌週のフランスオープンでは、準決勝でチェン・ロン(中国)に敗れ、2大会連続優勝は逃した。


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 桃田は「これまでのデンマークオープンは、シャトルがあまり飛ばない印象だったけど、今回は速かった。1回戦がスピードのある相手で、そこがヤマ場だと思っていたけど、そこをしっかりクリアできたので自信になった。でも、フランスオープンは、少しずつ疲労が蓄積して来て、1年間を戦い抜くスピードやスタミナが、まだ自分には足りないと思った」と、2つの大会を振り返った。

 デンマークオープンの初戦で破ったのは、今季唯一2度負けているアンソニー・シニスカ・ギンティン(インドネシア)。ギンティンは、ネット前で高速ラリーに対応できるスピードを持つ。ネット前に落とすショットを駆使して主導権を奪うスタイルの桃田にとっては、やりにくい相手だが、ファイナルゲームで競り勝った(21-18、21-23、21-15)。2回戦以降はスムーズに勝ち上がり、「低い展開で少し押されて、気持ちで引いてしまう場面があった」と課題を挙げた決勝戦は、周天成(チョウ・ティエンチェン=台湾)を2-1で破った。

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