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宇野昌磨、引退ライブ配信に映らなかった神対応 180度撮影に笑顔キープ、ペコペコお辞儀で退席

フィギュアスケートの宇野昌磨(トヨタ自動車)が14日、都内で競技者としての引退会見を行った。男子シングルで平昌五輪銀、北京五輪銅と2大会連続メダルを獲得。世界選手権も連覇するなど、長らく日本男子を牽引してきた26歳が、充実した表情で21年間の競技生活に別れを告げ、プロ転向を表明した。終始笑顔だった宇野はトヨタイムズスポーツ公式YouTubeでの生配信が終了した後も、“神対応”と謙虚な人柄を見せていた。

引退会見をした宇野昌磨【写真:矢口亨】
引退会見をした宇野昌磨【写真:矢口亨】

都内で引退会見

 フィギュアスケートの宇野昌磨(トヨタ自動車)が14日、都内で競技者としての引退会見を行った。男子シングルで平昌五輪銀、北京五輪銅と2大会連続メダルを獲得。世界選手権も連覇するなど、長らく日本男子を牽引してきた26歳が、充実した表情で21年間の競技生活に別れを告げ、プロ転向を表明した。終始笑顔だった宇野はトヨタイムズスポーツ公式YouTubeでの生配信が終了した後も、“神対応”と謙虚な人柄を見せていた。

 会見には報道陣約120人、テレビカメラ約20台が集結。開始1時間以上前から宇野の言葉を聞くため列を作っていた。拍手を受けながら黒のスーツ姿で登場。競技生活への未練については「全くない」と断言。今後については「プロとしてですけれどもスケートという道を続けていくことに変わりはないです」とプロ転向を見据えた。

 トヨタイムズスポーツ公式YouTubeで生配信され、最後は「ワン、トヨタ!」の決め言葉で締めて終了。その後はメディアのフォトセッションに応じた。スチールカメラ30台以上、宇野を囲むようにして180度が並んだが、5分間口角を上げて笑顔をキープし続けた。

 司会を務めたトヨタイムズスポーツキャスターの森田京之介氏から「疲れてきましたかね?」と話しかけられるほど。それでも最後は白い歯を見せてほしいとの要望にも応え、地元・中京大学のカメラにも快く笑顔を見せた。

 対応を終えると、拍手を浴びながら退席。謙虚な宇野らしく、花束を抱えたまま腰を低く落とし、何度もぺこぺこと頭を下げ、お辞儀を繰り返すようにして扉の向こうに消えていった。

■宇野昌磨(うの・しょうま)

 1997年12月17日、愛知・名古屋出身の26歳。5歳からスケートを始め、2015年世界ジュニア選手権で金メダルを獲得するなど頭角を現した。16年には全日本選手権で初優勝を果たし、羽生結弦らと日本フィギュア界を長年牽引。五輪では18年平昌で銀、22年北京で銅メダルを獲得。22年、23年には世界選手権を連覇した。日本選手権は4連覇を含む歴代2位タイの優勝6度。五輪以外の主要国際大会を全制覇する「生涯グランドスラム」も達成している。4回転フリップの世界初成功者。

(THE ANSWER編集部)

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