G1ヴィクトリアマイル

　競馬のG1ヴィクトリアマイル（芝1600メートル、良、15頭立て）が12日に東京競馬場で行われ、単勝14番人気のテンハッピーローズ（牝6・高柳大、父エピファネイア）が直線外から追い込んでG1初制覇を成し遂げた。勝ちタイムは1分31秒8。これまで重賞勝ちすらない超伏兵の快勝劇、デビュー21年目で初G1制覇の38歳・津村明秀騎手の涙、単勝配当がG1史上4位の2万860円など話題満載の結果となったが、ネット上のファンは「最大の衝撃」をもたらした出来事に注目。「事件やん（笑）」「違う、と言い切りたい」といった声が上がっている。

　衝撃に終わりはなかった。人気薄でありながら、最後の直線では豪快に伸びたテンハッピーローズ。津村騎手のゴーサインに応え、伸びきれずにもがく人気馬を完封する“横綱相撲”でG1初制覇。勝者だけに許される芝コースでのウィニングランで、津村騎手の目には涙があふれ、場内のファンからも「おめでとう」と祝福の声がやまない感動シーンが繰り広げられた。

　どよめきがなかなか消えない中で始まった表彰式。そこで空気が一変した。プレゼンターとして登場したのは“筋肉芸人”のなかやまきんに君。服装はおなじみの白のタンクトップ……ではなく、ネクタイまでクレーで統一したスーツ姿だった。何事もなかったかのようにプレゼンターとしての仕事を終え、壇上では津村騎手や天白泰司オーナー、さらに社台ファームの吉田照哉代表と「パワー」のポーズを一緒に披露して、場内のファンを爆笑させた。

　なかやまきんに君の“普段”とはまるで異なる服装に、ネット上の競馬ファンは総ツッコミ。「5月12日　今日は東京競馬場に衝撃が走った　14番人気のテンハッピーローズが優勝した事ではない　WIN5が4億円越えの事でもない　なかやまきんに君がスーツ着てた事」「タンクトップが正装だと思ってました」「タンクトップじゃなかった！？」「そしてキンニクがサイン馬券…」「違う、と言い切りたいw」「事件やん（笑）」「そこwww」「なかやまきんに君のスーツなんてレア」「なかやまきんに君がスーツを着てるだと！？」といった声が上がっていた。