錦織、ティエム撃破は「センセーショナル」 欧州メディア称賛「問題は少なかった」
男子テニスのエルステバンク・オープンは26日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク11位の錦織圭(日清食品)が同7位で第1シードのドミニク・ティエム(オーストリア)を6-3、6-1で破り、4強進出。第1セットのセットポイントの場面での圧巻のダウンザラインの瞬間を、ATP公式中継サイト「テニスTV」が動画付きで公開していたが、海外メディアも「センセーショナル」と快進撃を伝えている。
第1シードを圧倒した力を海外も称える
男子テニスのエルステバンク・オープンは26日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク11位の錦織圭(日清食品)が同7位で第1シードのドミニク・ティエム(オーストリア)を6-3、6-1で破り、4強進出。第1セットのセットポイントの場面での圧巻のダウンザラインの瞬間を、ATP公式中継サイト「テニスTV」が動画付きで公開していたが、海外メディアも「センセーショナル」と快進撃を伝えている。
わずか68分の快勝劇を伝えているのは、ドイツメディア「spox」のオーストリア版だった。「センセーショナルなケイ・ニシコリがドミニク・ティエムを倒す」と見出しをつけ、準々決勝を振り返っている。
「ドミニク・ティエムはウィーンでのATPツアーで準々決勝で敗退した。オーストリアの第1シードは日本人、ケイ・ニシコリのビッグプレーの前に、6-3、6-1であっさりと敗れた」と地元期待のティエムの敗戦を報じ、錦織のプレーを称えている。
「ティエムは立ち上がりが悪く、神経質になっていた。今の力強い日本人選手にとっては対戦しやすい相手だった」
錦織の勢いの前に、ミスの目立ったティエムはなす術がなかった。記事では「ティエムのミスに助けられたこともあり、ニシコリにとって問題は少なかった」と伝え、さらに年間成績上位8人による「ATPファイナル」進出争いでポイントの上積みに成功し、ジョン・イスナー(米国)を抜いて9番手に浮上したことから「ニシコリにとってロンドンでのATPファイナル進出に向けて重要な意味を持つ大きな勝利だった」と価値の大きさを報じている。
準決勝は27日、日本時間の午後9時開始で予選を勝ち上がってきた世界ランク71位のミハイル・ククシュキン(カザフスタン)と対戦する。
(THE ANSWER編集部)