日本人初の東京D世界戦は熱い再戦 王者・阿久井が連勝に強気「立場も実力差も何も変わらない」
桑原が勝てば日本ジム所属100人目の世界王者「こんなチャンスは絶対ない」
桑原はプロ14戦のうちデビュー戦の東京・大田区総合体育館以外、全て後楽園ホールで戦ってきた。4日にはIBF世界バンタム級1位・西田凌佑(六島)が王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に判定勝ち。日本ジム所属選手99人目の世界王者になったため、桑原が勝てば100人目となる。「こんなチャンスはもう絶対にない。必ず掴み取りたい」と力を込めた。
前回の阿久井戦は、僅差の劣勢だった最終回に逆転を狙ったところでダウン。得意のスピード一辺倒だった自分を見直し、パワーもつけて戻ってきた。再起後は5連勝中。阿久井の世界王座奪取はリングサイドで観戦していた。今興行では、大橋ジムから自身を含め4人が世界戦に臨む。トップバッターとして登場する桑原は「東京ドームという大きい舞台、世界戦での再戦を凄く嬉しく思う。勝利で残りの3選手に繋げたい」とリベンジを誓った。
○…興行はAmazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第8弾として独占生配信される。井上と阿久井―桑原戦のほか、WBO世界バンタム級5位・武居由樹(大橋)が王者ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に世界初挑戦。尚弥の弟のWBA世界同級王者・井上拓真(大橋)が同級1位・石田匠(井岡)との2度目の防衛戦に臨む。同じ興行で世界戦4試合は国内最多3試合を超える史上最大規模となる。
(THE ANSWER編集部)