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記者の質問に「それならドM。そんなことない(笑)」 リカバリーに定評、3位森田遥の開き直り術

女子ゴルフの国内ツアーメジャー大会・ワールドレディスサロンパス杯は4日、茨城GC東C(6665ヤード、パー72)で第3日が行われた。5位で出たツアー通算2勝の森田遥(新英ホールディングス)は2バーディー、ノーボギーの70で回り、通算6アンダーで3位に浮上した。難コースゆえに“開き直るゴルフ”を実践。ラウンドを終える間際にボギーがないことに気付いたと明かした。

第3日をプレーした森田遥【写真:Getty Images】
第3日をプレーした森田遥【写真:Getty Images】

ワールドレディスサロンパス杯第3日

 女子ゴルフの国内ツアーメジャー大会・ワールドレディスサロンパス杯は4日、茨城GC東C(6665ヤード、パー72)で第3日が行われた。5位で出たツアー通算2勝の森田遥(新英ホールディングス)は2バーディー、ノーボギーの70で回り、通算6アンダーで3位に浮上した。難コースゆえに“開き直るゴルフ”を実践。ラウンドを終える間際にボギーがないことに気付いたと明かした。

 耐えてチャンスをものにした。1番パー5から11ホール連続パー。迎えた12番パー4では、残り130ヤードから9アイアンで放った第2打を1メートルに寄せ、ようやく1つ目のバーディーを奪った。さらに15番パー5でもスコアを伸ばした。

「前半は全部パーでしんどかったです。必死にやっていて後半には2つバーディーが獲れたので良かったです。それで、18番になってキャディーさんに言われて、ボギーを打ってないことを知りました」

 メジャー仕様の難コースでも、3日間を終えてボギーは3つ。だが、ピンチがなかったわけではない。この日も14番パー4の第1打をバンカーに入れ、パーパットは5メートルを残していた。

 焦ってもいい場面だが、森田の心持ちは違った。「ボギーを打ちそうな時は開き直って、やるべき一打に集中しています。それがパーセーブにつながりました」。今季リカバリー率7位。パットが得意で安定感のあるプレーには定評がある。

 取材陣とのやり取りでは、巧みな切り返しも見せた。

記者「“リカバリー王”のイメージがありますが、ピンチは逆にうれしいですか」

森田「それなら、ドMですね。そんなことはないです(笑)」

 笑ったあと、ピンチでの対処法を具体的に説明。「選択肢を2、3個用意して一番簡単な方法を選びます。無理に狙わず、『次に切り替えて頑張ろう』という感じです」。27歳は今季出場8戦中、3度トップ10入り。「調子が良ければ挑戦ができる。今週は挑戦できる週です」と語った。

 首位のイ・イェウォンとは4打差。「バーディーを獲らないと食らいついていけない。スコアを伸ばせるように頑張りたいです」。これも開き直りの1つ。悲願のメジャー制覇に向けた最善策は、果敢なバーディー狙いと決め、最終日は「攻める森田」を見せていく。

(THE ANSWER編集部)


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