日本人初の東京Dボクシング世界戦「2人だけの物語がある」 3年ぶり再戦の阿久井VS桑原拓が火花
2年10か月ぶりのリベンジマッチに桑原「いよいよか」
阿久井は今年1月に6度防衛中だった王者アルテム・ダラキアン(ウクライナ)に3-0の判定勝ちを収め、岡山のジム初となる悲願の世界王座奪取を果たした。初防衛戦へ、東京で4週間スパーリング合宿。「仕上がりは順調。いいコンディションで臨める。瞬きしたら4週間が終わっていた、というぐらい良い練習ができた。明後日が楽しみ」と万全をアピールした。
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桑原はプロ14戦のうちデビュー戦の東京・大田区総合体育館以外、全て後楽園ホールで戦ってきた。4日にエディオンアリーナ大阪で、IBF世界バンタム級1位・西田凌佑(六島)が王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)に世界挑戦。勝てば日本ジム所属選手99人目(日本ボクシングコミッション公認)の世界王者になるため、桑原が勝てば100人目だ。
前回の阿久井戦は、僅差の劣勢だった最終回に逆転を狙ったところでダウン。得意のスピード一辺倒だった自分を見直し、パワーもつけて戻ってきた。再起後は5連勝中。阿久井の世界王座奪取はリングサイドで観戦していた。「過去にないぐらい仕上がっている。(阿久井とは)2年10か月ぶりの対面。顔を見て『いよいよか』という印象」とリベンジマッチに闘志を燃やした。
○…興行はAmazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」の第8弾として独占生配信される。井上と阿久井―桑原戦のほか、WBO世界バンタム級5位・武居由樹(大橋)が王者ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に世界初挑戦。尚弥の弟のWBA世界同級王者・井上拓真(大橋)が同級1位・石田匠(井岡)との2度目の防衛戦に臨む。同じ興行で世界戦4試合は国内最多3試合を超える史上最大規模となる。
(THE ANSWER編集部)